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Kポップ歌手たちの「先行公開曲」、タイトル曲に負けない人気ぶり

Kポップ歌手たちの「先行公開曲」、タイトル曲に負けない人気ぶり

Posted April. 10, 2023 08:33,   

Updated April. 10, 2023 08:33

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タイトル曲ではないが、まるでタイトル曲のように感じられる楽曲がある。最近、Kポップ歌手たちがレギュラーアルバムの発売前に、収録曲の一部を戦略的に先に公開する「先行公開曲」がまさにそれだ。

最近、Kポップ歌手たちの先行公開曲が、タイトル曲に劣らず人気を集めることが相次いでいる。ファンの間では、「カムバックが2回」と言うほど先行公開曲の波及力は相当なものだ。芸能事務所も、やはり「先行公開曲戦略」を積極的に活用し、アルバムの宣伝に力を入れている。

ガールズアイドルグループ「ニュージーンス」の「ディト(Ditto)」は、代表的な成功例として挙げられる。「Ditto」は、今年1月に発売されたニュージーンズの1枚目のシングル「OMG」の先行公開曲だった。アルバム発売の2週間前に公開された「Ditto」は、主要音源チャートで1位を総なめした。グループ防弾少年団(BTS)のメンバー・シュガが、歌手IUとのコラボで8日発表した「人Pt.2」は、87カ国のiTunesの「トップソング」チャートで1位につけた。「人Pt.2」も、やはり21日に発表するシュガの初の公式ソロアルバム「D-DAY」の先行公開曲だ。

BTSのメンバー・ジミンは、先月、初のソロアルバム「フェイス」のタイトル曲「Like Crazy」だけでなく、先行公開曲「Set Me Free Pt.2」のプロモーションビデオも一緒に出した。ガールズグループ・アイブも、10日に発表する初のレギュラーアルバム「I′ve IVE」の先行公開曲「キッチュ」のプロモーションビデオを2週間先に発表した。先月カムバックしたガールズグループ「ステイシー」は、歌謡順位プログラムの舞台でタイトル曲「テディベア」と先行公開曲「POPPY」を共に披露した。

大手エンターテインメント事務所の関係者は、先行公開曲の戦略について「歌手たちのアルバム宣伝活動期間が短くなり、タイトル曲以外の曲をアピールする方法について悩んだ結果として生まれた戦略だ」と話した。


キム・テオン記者 beborn@donga.com