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築100年の旧仁川郵便局建物、2025年から市民に開放

築100年の旧仁川郵便局建物、2025年から市民に開放

Posted April. 10, 2023 08:34,   

Updated April. 10, 2023 08:34

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仁川(インチョン)の代表的な近代建築物である旧仁川郵便局の建物が、2025年から市民に開放される。

仁川市は9日、1982年に有形文化財に指定された中区港洞(チュング・ハンドン)6街にある旧仁川郵便局の建物の活用案を検討することを決めたと発表した。この建物は、日本植民地支配下の1923年に郵便業務を専門に担当する「仁川郵便局」として建てられ、今年で築100年になる。しかし、2018年、京仁(キョンイン)地方郵政庁が行った精密安全診断で、緊急補修が必要なD等級がつけられると、翌年5月に郵便業務を中断し廃業した。

仁川市は2019年、京仁地方郵政庁から建物と敷地の購入を持ち掛けられたことを受け、市有地である旧CJ大韓(テハン)通運の敷地の一部(2824平方メートル)と交換した。先月、共有財産管理計画の承認を受けており、6月までに郵便局の建物所有権を取得する計画だ。

仁川市は建物の保存や活用案などを模索する討論会を開いた後、今年11月までに外部に研究調査を依頼する方針だ。研究調査の結果が出れば、事業計画を確定した後、投資審査や文化財委員会の現状変更許可、リモデリングなどを経て、2025年10月から市民に建物を開放する方針だ。

仁川市の関係者は、「歴史的価値が高い仁川郵便局建物は、仁川港(内港)と周辺の旧都心地域を文化観光産業の中心地に発展させる『済物浦(チェムルポ)ルネサンスプロジェクト』とも密接な関係がある」とし、「市民と専門家の意見をまとめて事業を推進したい」と話した。


黃金泉 kchwang@donga.com