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韓米、B1Bなど戦略兵器を出撃させて対抗

韓米、B1Bなど戦略兵器を出撃させて対抗

Posted February. 20, 2023 09:00,   

Updated February. 20, 2023 09:00

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北朝鮮が18日、今年初の大陸間弾道ミサイル(ICBM)挑発を行い、米本土を狙った警告に出ると、米国は戦略爆撃機B1Bをグアムから韓半島に出撃させて対抗した。

合同参謀本部は、「韓米は19日、米空軍のB1B戦略爆撃機が韓半島に展開した中、合同空中演習を実施した」とし、「米国の拡大抑止(核の傘)戦力の韓半島での展開を通じて韓米の合同防衛能力と態勢を示した」と発表した。

演習はグアムからのB1B2機をはじめ、韓国空軍のステルス戦闘機F35AとF15K、米空軍のF16が参加し、連合編隊飛行方式で行われた。米空軍戦力は、韓国防空識別圏(KADIZ)を通過して韓国領空に進入した後、北朝鮮に対する武力示威を行ったという。

B1Bが韓半島に出撃したのは今月に入って3度目。韓米軍当局は1日と3日にも、B1Bや韓米ステルス戦闘機などを動員して西海(ソへ・公開)上で北朝鮮に対する武力示威を行った。軍関係者は、「北朝鮮が弾道ミサイル挑発を行う場合だけでなく、今後、挑発の兆候が見られる場合も、韓半島に戦略兵器を頻繁に展開し、北朝鮮に対する抑止を行う」と述べた。

大統領室は、北朝鮮のICBM発射から約1時間後の18日午後6時半から金聖翰(キム・ソンハン)国家安全保障室長を中心に国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開き、「国連安保理決議に対する重大な違反であり、韓半島と域内の緊張を高める深刻な挑発」とし、「挑発を通じて北朝鮮が得るのは国際社会の厳しい制裁だけ」と強く警告した。

特に、NSC常任委員会は、「北朝鮮内の深刻な食糧難で餓死者が続出している状況で、北朝鮮政権が住民の人権と生活を度外視し、大規模な軍事パレードや核・ミサイル開発に執着している」と指摘した。大統領室は同日、軍当局がICBM発射を把握した後、国家安全保障室が尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に関連内容を直ちに報告したと伝えた。


孫孝珠 hjson@donga.com · 全主榮 aimhigh@donga.com