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トルコ・シリア大地震で死者2万8千人上回る、韓国救助隊が生存者8人救出

トルコ・シリア大地震で死者2万8千人上回る、韓国救助隊が生存者8人救出

Posted February. 13, 2023 08:41,   

Updated February. 13, 2023 08:41

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トルコとシリアの大地震による死者が2万8千人を超えた。救助のゴールデンタイム(72時間)は過ぎたが、生存者救出のニュースも続いている。

トルコ国営アナドル通信、英BBCなどによると、地震発生5日目の11日(現地時間)、死者の数はトルコ2万4617人、シリア3575人と集計された。両国の負傷者は8万5千人にのぼる。マーティン・グリフィス国連事務次長(人道問題担当)は英スカイニュースに「死者数が今の2倍あるいはそれ以上になることは確実だ」と述べ、死者数が5万人を超えると予想した。

地震発生から100時間以上経過したが、奇跡的な生存者救助のニュースが続いている。アナドル通信によると、ハタイ県では、建物の瓦礫から人の気配を感知した救助隊が、生後7ヵ月の赤ちゃんを地震発生から140時間後に救出した。赤ちゃんの母親と家族も同地域で救助された。アンタキヤでも生後2ヵ月の赤ちゃんが救出されるなど、生還のニュースが続いた。

韓国の緊急救援隊も11日に65歳の女性と17歳の男性、51歳の女性の3人を救出した。これまで韓国救援隊が救助したのは計8人。

しかし、地震被害地域では略奪や地域派閥間の衝突など混乱も続いている。一部地域で銃撃事件まで発生したというニュースで、11日にドイツ救助隊とオーストリア軍が救助活動を中断する事態にまで発展した。トルコ軍が介入し、オーストリア軍は活動を再開した。ドイツの救助隊も、トルコ当局が状況を安定させた後、救助活動を再開する方針だ。エルドアン大統領が略奪犯罪を厳しく取り締まると警告した後、11日に少なくとも48人が略奪容疑で逮捕されたと、アナドル通信は伝えた。


イ・チョンア記者 clearlee@donga.com