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検察が許英寅SPC会長を取調べ、系列会社への不当支援と背任の疑い

検察が許英寅SPC会長を取調べ、系列会社への不当支援と背任の疑い

Posted December. 01, 2022 08:47,   

Updated December. 01, 2022 08:47

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検察が系列会社の不当支援および背任の疑いが持たれているSPCグループの許英寅(ホ・ヨンイン)会長(写真)を被告発人として呼んで取り調べた。

ソウル中央地検公正取引調査部(李禎燮部長検事)は30日、許氏を呼んでSPCがオーナー一家の持分が高い系列会社にまとめて不当利益を与える過程で指示したり関与したかどうかなどを追及したという。

SPCはパン原料を流通する過程でオーナー一家が持分を持つSPCサムリプ(サムリプ)を中間に挟んで「通行税」を払わせるなどの不当な支援をしたという疑惑を受けている。また、SPC系列会社であるパリクロワッサンとシャニーが保有していた株式を安い価格で譲渡するようにし、各社に損失を負わせた疑いでも捜査を受けている。

2020年7月、公正取引委員会は調査を経てSPCの系列会社不当支援行為が認められると見て課徴金647億ウォンを課した。また、許氏とチョ・サンホ前グループ総括社長、パリクロワッサンのファン・ジェボク代表などを検察に告発した。

当時、公取委側はSPCが経営権継承を目的に2世が保有しているサムリプ株の価値を高めようと利益を集中的に与えたものと疑った。しかし、SPC側はサムリプがグループ内唯一の上場会社であり、オーナー一家の持分が最も少ない系列会社であるため、経営権継承とは関係ないという立場だ。

検察は先月、ファン氏を呼んで取り調べたのに続き、23日、許氏の次男である許希秀(ホ・ヒス)副社長を呼んで取り調べた。許英寅氏の取調べをめぐり、検察捜査が最終段階に入ったという見方が出ている。


パク・ジョンミン記者 blick@donga.com