Go to contents

ロシア軍、要衝地ヘルソンから強制併合1ヵ月で撤収

ロシア軍、要衝地ヘルソンから強制併合1ヵ月で撤収

Posted November. 11, 2022 08:44,   

Updated November. 11, 2022 08:44

한국어

ロシアがウクライナの要衝地であり、約1ヵ月前に強制併合まで宣言した東部ヘルソンから9日(現地時間)撤収すると明らかにした。ヘルソンはロシア占領地の中で唯一主要都市とされる地域だ。ウクライナは「撤収とは言い難い」と慎重な態度を示した。バイデン米大統領は、米国の中間選挙後にロシアが撤収を発表したとして、「ロシア軍が深刻な(real)問題を抱えっていることの証拠だ」と述べた。

ロイター通信によると、ロシア軍のウクライナ総司令官のセルゲイ・スロヴィキン将軍は国営テレビに出演し、「これ以上ヘルソンに(軍備や食糧などを)普及することはできない」と話した。すると、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相は「あなたの結論に同意する。軍隊を撤収せよ」とし、ドニプロ川の東側に防御線を構築するよう命令した。

これに先立ち、ロシアは今年9月30日、ヘルソンをはじめドネツク、ルハンスク、ザポリージャの4地域を不法併合した。ウクライナ軍が先月、ヘルソンに対する大規模攻勢を繰り広げ、奪還を試みると、ロシア政府が任命したヘルソン政権は、住民避難令を下した経緯がある。

ウクライナはロシア軍撤収のニュースに慎重に反応した。ゼレンスキー大統領は撤収宣言が出た直後、テレビ演説を通じて「(我々は)非常に慎重に動くだろう」とし、「敵は我々に贈り物を与えず、友好的なジェスチャーもしない」と述べた。ミハイロ・ポドリャク大統領補佐官もロイターに「ロシア軍がまだヘルソンに残っているため、撤収を言うのは早い」との見方を示した。

ヘルソン撤収が事実なら、すでにロシア軍の被害が大きい中で、ロシアのウクライナ戦争遂行に及ぼす影響が大きいだろうとの見方が出ている。マーク・ミリー米軍統合参謀本部議長はニューヨーク経済クラブでの演説で、これまでのウクライナ軍の死傷者は約4万人だが、ロシア軍の死傷者は10万人を超えると推定したとAP通信が報じた。

同日の撤収発表は、ヘルソン州のキリル・ストレモウソウ副知事が交通事故で死亡したという報道が出た後に公開された。事故の詳しい内容は知られていないが、単純事故とは見難いという見方が出ている。

ロシアのプーチン大統領は15日、インドネシアで開催される主要20ヵ国(G20)首脳会議に出席しない予定だとロイターが10日報じた。テレビ演説で参加すると予想されるゼレンスキー大統領との「対面」は実現しなかった。


趙은아 achim@donga.com