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新たな変異が拡大の兆し、「第7波主導する可能性」

新たな変異が拡大の兆し、「第7波主導する可能性」

Posted October. 28, 2022 08:56,   

Updated October. 28, 2022 08:56

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米国や欧州などで流行っている新型コロナウイルス感染症の新たな下位変異である「BQ.1」と「BQ.1.1」が、韓国国内でも拡大の兆しを見せている。これらの変異が今冬、新型コロナの「第7波」を主導することになるだろうという見通しも出ている。

27日、疾病管理庁によると、先週(16~22日)、国内感染者の2.5%がBQ.1.1の感染事例だった。前週(9~15日)の0.4%から1週間で6倍に増えた。BQ.1.1は現在、国内で主流となっているBA.5よりも感染力と免疫回避力が強いことが分かっている。海外専門家たちはBQ.1.1に、ギリシャ神話に登場する頭が3つ付いた犬の「ケルベロス」というニックネームを付けたりもした。同期間、BQ.1.1と特性が似ているBQ.1株の割合も0.5%から1.2%に増えた。

世界保健機関(WHO)によると、BQ.1とBQ.1.1はこれまで少なくとも29カ国で発見された。特に、米国では拡大速度が速い。米疾病管理予防センター(CDC)によると、先週、米国内の新型コロナの感染者のうち、これらの株に感染した割合は16.6%まで高くなった。

嘉泉(カチョン)大学医学部予防医学科のチョン・ジェフン教授は、「海外流入の感染者の中では、BQ.1とBQ.1.1の感染の割合がはるかに高いと出ている」とし、「これら株の割合がますます増え、全体感染規模も共に大きくなるだろう」と述べた。BQ.1とBQ.1.1が第7波を主導する可能性があるという意味だ。

一方、これらの変異の拡大をもう少し見守らなければならないという見方もある。国家感染症危機対応諮問委のチョン・ギソク委員長は、「デルタプラスやケンタウロスなどの株は、(大きな流行なしに)なくなった」とし、「BQ.1.1など、色々なことが(次の主流として)言及されるが、まだ仮説に過ぎない」と述べた。


イ・ジウン記者 easy@donga.com