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ホワイトハウス「ロシア核準備の兆候はない」、バイデン氏「アルマゲドン発言」火消し

ホワイトハウス「ロシア核準備の兆候はない」、バイデン氏「アルマゲドン発言」火消し

Posted October. 10, 2022 09:03,   

Updated October. 10, 2022 09:03

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バイデン米大統領が「アルマゲドン(世界最終戦争)にならずに済むとは思えない」とロシアの核の脅威を警告すると、ホワイトハウスが「新たな兆候があるわけではない」と火消しに乗り出した。

ジャンピエール米大統領報道官は7日(現地時間)、記者団に、前日のバイデン氏の「アルマゲドン発言」に関する新たな情報があるかという質問に、「私たちの核戦略態勢を調整する理由はない。ロシアが核兵器の使う準備している兆候は見られない」と話した。また、「ロシアのプーチン大統領の核兵器使用の脅威に対する懸念を示したものだ」と説明した。

バイデン氏は前日、ニューヨークで開かれた民主党の会合で、「(1962年の)キューバ危機以来、初めて核の脅威に直面する」とアルマゲドンに言及した。

CNNは、複数の米当局者を引用して、「バイデン氏の警告は、新しい情報に基づくものではない」とし、「米国は依然としてプーチン氏が核兵器の使用に傾いているという証拠をつかんでいない」と伝えた。バイデン氏の発言は、窮地に追い込まれたロシアが核を使う可能性があるというホワイトハウス内部の懸念をただ示したということだ。新たな情報がない状態で、バイデン氏が「アルマゲドン」に触れ、多くの当局者が当惑したという。

同日、チェコ・プラハで開かれた欧州連合(EU)首脳会議に出席したフランスのマクロン大統領は、記者団がバイデン氏のアルマゲドン発言についての考えを問うと、「そのような問題に言及する時は慎重でなければならない」と述べた。


金玹秀 kimhs@donga.com