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[単独]「在寅ケア」で3大MRI医療費が1兆ウォン超え、4年間で3倍に

[単独]「在寅ケア」で3大MRI医療費が1兆ウォン超え、4年間で3倍に

Posted September. 23, 2022 08:56,   

Updated September. 23, 2022 08:56

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「文在寅(ムン・ジェイン)ケア」によって健康保険の適用が始まったMRI(磁気共鳴画像)撮影に使用された医療費が昨年1兆ウォンを超えたことが確認された。

与党「国民の力」の白宗憲(ペク・ジョンホン)議員室が22日、国民健康保険公団から提出を受けた資料によると、昨年の、脳・脳血管、頭頸部、腹部・胸部・全身など3項目のMRI撮影に使われた医療費が1兆145億ウォンにのぼった。文在寅政権初期の2017年に3114億ウォンだったのに比べて3.3倍急増した。

文政権は、健康保険適用の拡大を前面に掲げた別名「文在寅ケア」を任期の間、施行した。18年10月に保険適用外だった脳・脳血管MRIを保険適用にしたのに続き、翌年5月に頭頸部、11月に腹部・胸部・全身のMRI撮影費を保険適用の対象にした。

短期間で費用が3倍以上に急増したのは正常ではないというのが医療界の声だ。朴恩澈(パク・ウンチョル)延世(ヨンセ)大学保健大学院教授は、「健保適用後、必要でないMRI撮影を乱発する『道徳的弛緩』が蔓延した」と指摘した。

道徳的弛緩の状況は、診療科目別の総MRI撮影件数の推移でも現れている。2017~21年の科目別MRI撮影件数は計724万6593件で、直前の5年間(12~16年)の327万2025件に比べて2.2倍増えた。特に同期間の応急医学科で行われたMRI撮影は5万6765件から35万3882件に6.2倍も急増した。大韓医師協会関係者は、「一線の緊急室で、単に『頭が痛い』や『物が二重に見える』と言う患者にも深く考えずにMRI撮影を勧めた」と話した。

今年3月に脊椎MRI撮影も保険適用され、MRI関連の健保支出がさらに増えると懸念されている。白氏は、「文在寅ケアによって放漫な健保支出を綿密に見直す一方、必須医療分野に支出を増やさなければならない」と指摘した。


イ・ジウン記者 easy@donga.com