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コロナ新規感染者が1週間で2倍に、「夏場の再流行」に警報

コロナ新規感染者が1週間で2倍に、「夏場の再流行」に警報

Posted July. 07, 2022 09:01,   

Updated July. 07, 2022 09:01

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韓国国内の新型コロナウイルスの感染者が1週間で倍増し、ここ42日で最多の感染者が発生した。ワクチン接種や自然感染の予防効果を無力化する新たな変異株の感染が拡大しているうえ、夏休みを迎えて移動量が増えた影響だ。当初、晩秋に予想された感染「第6波」の到来が夏に前倒しになる可能性があるという見通しも出ている。

疾病管理庁は6日、同日午前0時基準、韓国内新規感染者が1万9371人と集計されたと明らかにした。これは5月25日(2万3945人)以来最も多いだけでなく、1週間前(1万455人)の1.9倍の増加だ。感染者規模が1週間で倍増したのは、過去最多の感染者が発生した3月17日(62万1151人)以来。中央事故収拾本部の孫映萊(ソン・ヨンレ)社会戦略チーム長は、「減少傾向だった感染者発生規模が増加傾向に転換したことは明らか」と話した。

最近の感染が拡大しているウイルスは、オミクロン株の系統の1つである「BA.5」。韓国内の検出率が、6月第1週0.9%から6月第4週には24.1%に3週間で大幅に増加した。BA.5は、ワクチンや自然感染で形成した免疫システムを回避して感染する程度が、オミクロン株より高いとされる。

専門家らは「夏の再流行」を既成事実と見て、急いで病床の確保に乗り出さなければならないと指摘した。疾病管理庁は1日、「晩秋か冬季に(1日の感染者が)最大約15万人にのぼる再流行が発生する可能性がある」と明らかにしたが、BA.5の感染力を考慮すると、その時期が8月に前倒しになり得るということだ。高麗(コリョ)大学九老(クロ)病院感染内科の金宇柱(キム・ウジュ)教授は、「流行規模が従来の予測より大きくなる可能性がある」とし、「政府がどのように対応するかにかかっている」と強調した。


チョ・ゴンヒ記者 キム・ソヨン記者 ksy@donga.com