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ケガで離脱のフェデラ、ウィンブルドンの100周年イベントでセンターコートに登場

ケガで離脱のフェデラ、ウィンブルドンの100周年イベントでセンターコートに登場

Posted July. 05, 2022 09:27,   

Updated July. 05, 2022 09:27

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ひざの怪我でコートを離れている「テニス皇帝」ロジャー・フェデラー(41)が引退前にウィンブルドンでもう一度プレーしたい気持ちを語った。

2022年のテニスのウィンブルドン選手権が開かれている3日、同大会を主催するオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(AELTC)はセンターコート開場100周年を祝う記念イベントを催した。この日のイベントにはプロ選手が四大大会に参加できるようになった1968年以後(オープン時代)初めて同大会男子シングルを制したロッド・レーバー(84・豪州)はじめ歴代ウィンブルドンのシングルス優勝者26人が一人ずつ紹介された。紹介はウィンブルドン優勝回数の順で行われた。

優勝5回のビーナス・ウィリアムズ(42・米国)に続き優勝6回のビリー・ジーン・キング(79・米)とノバク・ジョコビッチ(35・セルビア)まで入場を終えると、司会を務めたスー・ベーカー(66・英国)は、「他にいませんか。優勝8回の人がいますよね」と聞いた。観客席がざわめく間、一緒に司会を務めたジョン・マッケンロー(53・米)が、「ロジャー・フェデラー」と叫ぶと、センターコートの正門が開かれ、フェデラーが明るい笑顔で登場した。

センターコートを埋め尽くした1万5000の観客はスタンディングオベーションで伝説を迎えた。フェデラーの直前に紹介されたジョコビッチも笑みを浮かべてフェデラーに拍手を送った。フェデラーが自分のそばに立つと、ジョコビッチは嬉しそうに耳打ちをする場面も見られた。

フェデラーは昨年、同大会の準々決勝を最後に相次いで膝の手術を受けた。すでに40歳を過ぎており、フェデラーがこのまま引退する可能性もあるとの見方も流れていた。しかしフェデラーは、「このコートで多くの試合ができたのは本当に幸運だった。自分の人生の最大の勝利と最大の敗北、人生のハイライトがすべてここにあった。ここに戻ってもう一度プレーできることを願っている」と話した。

フェデラーは、センターコートで最も忘れられない瞬間として、2001年大会で当時世界ランキング1位で前回王者だったピート・サンプラス(52)を4回戦で破ったことと2003年の初優勝を挙げた。フェデラーは、「ここが懐かしかった。昨年、(ウィンブルドンを)離れながら『今年は厳しいだろうな』と思ったけど、ここまで復帰に時間がかかるとは思わなかった」と話した。フェデラーがウィンブルドンを欠場したのは1999年の初出場以来初めて。

大会の伝統に従い、いつもの白いジャージを着てセンターコートに入ったフェデラーは、同日は濃い色のスーツを着てコートに登場した。しかし、靴だけは白いテニスシューズだった。



任寶美 bom@donga.com