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IAEA事務局長「北朝鮮豊渓里に核実験準備の兆候」

IAEA事務局長「北朝鮮豊渓里に核実験準備の兆候」

Posted June. 20, 2022 09:09,   

Updated June. 20, 2022 09:09

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国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長(写真)が17日(現地時間)、「北朝鮮が豊渓里(プンゲリ)核実験場の4番坑道周辺の道路を整備している」とし、「北朝鮮の最近の活動から核実験準備の兆候がうかがえる」と話した。

グロッシ氏は東亜(トンア)日報とのオンラインのインタビューで、「4番坑道を再び開放するのに2ヵ月ほど必要とみられる」とし、「北朝鮮の最近の活動は、明らかにある種の核実験ができる準備」と強調した。北朝鮮が豊渓里3番坑道の復旧を終えて7回目の核実験の準備を終えたのに続き、4番坑道でも核実験を準備している情況が確認されたのだ。

IAEAが、北朝鮮の連鎖核実験の可能性を明らかにしたのは初めて。4番坑道は、水素爆弾実験のためのものとみられる。グロッシ氏は、「北朝鮮が戦術核兵器など核兵器を多様化しているとみられる」とし、「このような懸念を裏づける新たな活動と兆候が現れている」とも述べた。韓米は、3番坑道で韓国を狙った戦術核兵器用の核実験が可能だと見ている。グロッシ氏はまた、「北朝鮮が寧辺(ヨンビョン)核施設を拡張している。(拡張施設の)最小限の外観はすでに完成した状態」と明らかにした。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com