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共通の関心でつながる「オープンリンク」、カカオがメタバース戦略を発表

共通の関心でつながる「オープンリンク」、カカオがメタバース戦略を発表

Posted June. 08, 2022 08:36,   

Updated June. 08, 2022 08:36

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カカオが、「カカオユニバース」という名前のメタバース(3次元の仮想世界)戦略を推進する。共通の関心を中心にユーザーがつながる「オープンリンク」を通じてメタバース環境を実現し、カカオプロフィールなどにもメタバース概念を適用するという。

カカオの南宮薫(ナムグン・フン)代表は7日、オンライン記者懇談会を開き、カカオユニバースの最初のステップとしてオープンリンクサービスを準備していると明らかにした。オープンリンクとは趣味と場所、人物などの共通の関心を持つユーザーが集まって疎通し楽しめるサービスで、カカオトークのオープンチャットを基盤にカカオ共同体で運営する色々なサービスに提供される。例えば、有名シェフが運営するカカオブランチを訪れたユーザーが、このブランチにつながっているオープンリンクを押して料理をめぐる関心を分かち合い、グルメツアーのようなイベントも一緒にできるようにする。

カカオトークのユーザーがメッセンジャー本来の目的の他にも多様な面白さを感じられるように、非目的性コミュニケーションの要素も追加する。下半期(7~12月)にプロフィール機能を全面的に見直して、ユーザーが自分だけのキャラクターで自らを多彩に表現し、各自のペットも飼わせるいう。カカオは、プロフィールの他、友達タブや対話タブなどカカオトーク全般で面白さに重点を置いたサービスを増やし、カカオユニバースを拡張する予定だ。

カカオ共同体との協業を通じて、テキスト中心だったカカオサービスをイメージや映像、仮想現実の領域に拡大するという計画も提示された。カカオブレインは、超巨大な人工知能(AI)モデルを土台に、誰もが簡単に自分だけのキャラクターを作れるサービス(相互作用型AI)と、コンテンツを基盤に仮想人物と友人のように対話できるサービス(対話型AI)を披露する予定だ。カカオ系列会社である「ネプチューン」は、メタバース開発会社「カラーバス」と共にオープン型メタバースプラットフォーム「カラーバス」サービスを準備している。南宮代表は、「『カカオユニバース』は、カカオ一つで世の中のすべての関心が繋がる世界を目指している」と話した。


金道炯 dodo@donga.com