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京畿道知事・大田市長・桂陽乙国会議員補欠選、与野党最大の激戦地に

京畿道知事・大田市長・桂陽乙国会議員補欠選、与野党最大の激戦地に

Posted May. 31, 2022 08:44,   

Updated May. 31, 2022 08:44

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6月1日投開票の地方選挙が翌日に迫り、与野党は激戦地域3ヵ所の選挙結果が今回の選挙の勝敗を左右すると見て、総力戦に乗り出した。終盤まで予断を許さない超接戦の勝負が繰り広げられている京畿道(キョンギド)知事選挙をはじめ、忠清道(チュンチョンド)圏の大田(テジョン)市長選挙、そして仁川桂陽(インチョン・ケヤン)乙の国会議員補欠選挙の3選挙区が、今回の地方選挙の勝敗を分ける核心地域ということだ。

保守系与党「国民の力」は、ソウル・京畿・仁川広域団体長を全て席巻するという目標に加え、忠清道圏での善戦を誓っている。4年前の地方選挙で17の広域団体長のうち大邱(テグ)・慶尚北道(キョンサンプクト)・済州道(チェジュド)を除くすべての地域で惨敗したのとは一変した情勢だ。

同党は30日、大田で選挙対策委員会を開き、李俊錫(イ・ジュンソク)代表、権性東(クォン・ソンドン)院内代表ら指導部が総出動したのも、このような戦略の一環だ。権氏は、「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と膝を突き合わせて地域懸案にしっかり取り組む」とし、「大田の発展に向けて予算爆弾を投与する」と述べた。忠清の核心都市である大田を踏み台に、忠清道圏の票心を攻略し、隣接する世宗(セジョン)と忠尚南道(チュンチョンナムド)選挙でも勝機をつかむという狙いだ。さらに同党は、革新系野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)総括選挙対策委員長が出馬した仁川桂陽乙地域でも勝利できると見ている。

「共に民主党」も、京畿道知事死守を最優先の目標に掲げ、総力戦を繰り広げている。支持層が堅固な光州(クァンジュ)・全羅南道(チョンラナムド)・全尚北道(チョンラプクト)など全羅道地域に加えて、少なくとも首都圏3ヵ所のうち1ヵ所は勝たなければならないということだ。尹昊重(ユン・ホジュン)、朴志玹(パク・ジヒョン)共同非常対策委員長が同日、桂陽乙を訪れ、最後の支援射撃に出た。朴氏の記者会見などをめぐって対立が生じた両者は同日、桂陽乙で共同記者会見を行い、「ワンチーム」を誓った。

さらに同党は、有権者に対して、「席巻だけは阻止してほしい」と呼びかけた。金民錫(キム・ミンソク)総括選対本部長は同日、記者会見で「(全羅道・済州道の優勢地域)4ヵ所も、いざという時には揺れ動く可能性がある絶体絶命の状況だ」と話した。


姜炅石 coolup@donga.com