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19歳のアルカラスがマドリードOP制覇、男子テニスの「ビッグ3」体制終わらせる新星として注目

19歳のアルカラスがマドリードOP制覇、男子テニスの「ビッグ3」体制終わらせる新星として注目

Posted May. 10, 2022 09:07,   

Updated May. 10, 2022 09:07

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カルロス・アルカラス(19・スペイン・世界ランキング6位)が男子テニスの司馬炎(236~290年、西晋の初代皇帝)の地位を固めている。魏・蜀・呉の3国に分裂していた中国を統一した司馬炎のように、アルカラスドもいてノバク・ジョコビッチ(35・セルビア・1位)、ラファエル・ナダル(36・スペイン・4位)、ロジャー・フェデラー(41・スイス・46位)が君臨していた「男子テニス三国志」に終わらせる新星として評価されている。

アルカラスは9日、男子プロテニス(ATP)ツアーのマスターズ1000シリーズ・マドリードオープンのシングルス決勝でアレクサンダー・ズベレフ(25・ドイツ・3位)に2-0(6-3、6-1)完勝を収め、2002年にスタートした同大会の最年少優勝記録(満19歳3日)を塗り替えた。アルカラスは「ナダルが(2010年)マドリードオープンで優勝するのを見て、初めてテニス選手への夢を見た。そのだけに今大会の優勝は尚更特別だ」と語った。

先月24日、バルセロナオープンのトップに立ったアルカラスは、同日の優勝で、自ら憧れていたナダル(満18歳11ヵ月6日)に続き、史上2番目に若い年齢で四大大会に次ぐレベルの大会であるマスターズ1000シリーズで2勝を収めた選手になった。アルカラスは先月25日、満18歳11ヵ月20日で世界ランキング9位にランクされ、ナダル(満18歳10ヵ月22日)に続き、史上2番目に若い年齢でランキング10位内に入った。

アルカラスはクレーコートで行われた同大会の準々決勝でナダルを初めて破った後、準決勝ではジョコビッチを相次いで倒した。クレーコート大会で両選手を相手に勝利したのはアルカラスが初めて。ランキング10位内の選手を相手に7連勝を挙げているアルカラスは今季28勝(3敗)で、シーズン最多勝記録も保有している。

アルカラスは16日から開かれる全仏オープンでも強力な優勝候補に挙げられている。ナダルも19歳だった2005年の全仏オープン優勝をきっかけに男子テニス「ビッグ3」の一軸に浮上した。アルカラスは、「全仏オープンは挑戦の舞台だと思う。(第5セットまで試合を行う)四大大会では、自分の実力がどこまで通用するのかぶつけてみたい」と話した。


黃奎引 kini@donga.com