
新政権の発足に伴い与党となる保守系の「国民の力」は22日、6月1日に実施される地方選挙の京畿道(キョンギド)知事候補に、尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領の報道官を務めた金恩慧(キム・ウンヘ)議員(写真)を最終選出した。
同党の公認管理委員会は同日、京畿道・仁川(インチョン)・蔚山(ウルサン)・慶尚南道(キョンサンナムド)広域団体長候補の予備選挙の結果を発表した。地方選挙の最大激戦地とされる京畿道では、当選1回の金氏が現役議員に対する減点を受けても52.7%の過半数を獲得し、劉承旼(ユ・スンミン)元議員(44.6%)を退けた。金氏の選挙区は、大庄洞(テジャンドン)がある京畿道城南市(ソンナムシ)の盆唐(ブンダン)甲で、いわゆる「尹心」を背景に、大統領候補級の重鎮要人を破ったのだ。
仁川市長候補には、劉正福(ユ・ジョンボク)前市長(50.3%)が選出され、本戦で与党「共に民主党」所属の朴南春(パク・ナムチュン)現市長と争うことになる。蔚山市長候補には、金斗謙(キム・ドゥギョム)元蔚山南区庁長(38.1%)が選出された。金斗謙氏は、「共に民主党」所属の宋哲鎬(ソン・チョルホ)現市長と「国民の力」を離党して無所属で出馬した朴孟雨(パク・メンウ)前議員と争う。慶尚南道知事候補には、朴完洙(パク・ワンス)議員(55%)が確定した。
洪禎秀 hong@donga.com