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「今秋にコロナが再流行、4回目の接種が重要」

「今秋にコロナが再流行、4回目の接種が重要」

Posted April. 21, 2022 08:26,   

Updated April. 21, 2022 08:26

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早ければ11月に、韓国で新型コロナウイルス感染症が再び拡大する可能性があるという見通しが出た。疾病管理庁などの主催で20日、ソウル中区(チュング)にあるウェスティン朝鮮(チョソン)ホテルで開かれた「科学防疫のためのビッグデータ活用のシンポジウム」で、建国(コングク)大学数学科の鄭恩玉(チョン・ウンオク) 教授チームは、11月から来年初めの間に新型コロナが再流行する可能性があると予測した。

鄭教授チームは、新型コロナワクチンの4回目の接種が行われるかどうかによって、この再流行時に受ける被害が大きく変わるものと予測した。4回目の接種が全く行われていない状況を想定すれば、流行期間中の累計死者数は2700人に達すると予想した。一方、国民1200万人が4回目の接種を受けたと想定した場合、同期間に約700人の累計死者数にとどまると予想した。

時期の差はあるが、韓国内で新型コロナの再流行が起きるだろうというのが専門家たちの共通した意見だ。嘉泉(カチョン)大学医学部予防医学科のチョン・ジェフン教授も同日、下半期(7〜12月)中に再び新型コロナが流行する可能性があると予想した。氏は、「今は、いつでも新しい変異株が登場し、再び感染症が広がる可能性がある」と分析した。

一方、政府は、新型コロナの感染診断方法を再び遺伝子増幅(PCR)検査に一元化する案を検討している。現在は、専門家向け迅速抗原検査の結果、陽性も公式に「新型コロナの感染」と認めている。「オミクロン株」が流行していた時、PCR検査だけでは検査需要に耐え切れず、一時的にこのような措置を取ったのだ。しかし防疫当局は、流行の減少傾向が続けば、相対的に正確性の低い迅速抗原検査を維持する必要はないと判断している。

20日午前0時基準の国内の新型コロナの新規感染者は、11万1319人と集計された。入院中の重症者は808人で、ピーク(先月31日の1315人)時の61%水準に減少した。


イ・ジウン記者 easy@donga.com