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病院90日、出国時は40日…感染後PCR免除期間巡り混乱

病院90日、出国時は40日…感染後PCR免除期間巡り混乱

Posted April. 08, 2022 08:14,   

Updated April. 08, 2022 08:14

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新型コロナウイルスの完治者にPCR検査や迅速抗原検査を免除する期間が、海外旅行、登校、病院訪問時など場合によって異なり、混乱が生じている。

防疫当局は、感染後最大3ヵ月までは死んだ(不活性)ウイルスのために完治者のPCR検査で陽性反応が出る可能性があると見ている。完治者が隔離解除の時にPCR検査を実施しないのもこのためだ。

しかし、完治者に対してどの程度の期間、検査を免除するかは機関によって異なる。防疫当局が基準を統一しなかったためだ。現行の防疫指針上、海外出国時には出国日基準で10~40日前に感染した完治者に限り、PCR陰性確認書の代わりに隔離解除確認書を提出することを義務づけている。

一方、学生が使う教育部の自宅診断アプリは、「完治者の場合は感染日から45日間、迅速抗原検査を実施しない」と規定している。45日が経過すれば、他の学生同様、毎週2回の自宅検査が求められる。

先月14日、新型コロナウイルスに感染して完治したイさん(28)は、「海外旅行の計画だが、陰性確認書を準備するのは面倒そうなので、旅行日程を操り上げた」とし、「学校は45日間、検査免除というニュースを知ったが、期間が異なるので、日程をミスするところだった」と話した。

病院訪問の規定も異なる。ソウルのある大学病院は、新型コロナウイルスの完治者は、隔離解除日から3ヵ月まで追加検査を実施しない。先月、新型コロナウイルスに感染したキムさん(26)は、「保健所や地方自治体がどの場合に検査をいつまで免除するのか教えてくれなかった」と話した。

防疫当局は、最初の感染日から90日以降に新型コロナウイルスが再び検出された場合と最初の感染日以降45~89日の間に再び検出された人のうち、症状があったり感染者と接触したりした場合、再感染と見ている。ただし、「感染日から45~80日の場合、再感染の可能性は低い」と混乱を誘発する発言もしている。

高麗(コリョ)大学九老(クロ)病院感染内科の金宇柱(キム・ウジュ)教授は、「明確なガイドラインがないため、各機関で基準が異なっている」とし、「最近の研究結果によると、感染25日後にも再感染する可能性があるという。完治者の統計に基づいて新たに統一された基準を設ける必要がある」と話した。


ユ・チェヨン記者 イ・スンウ記者 ycy@donga.com · suwoong2@donga.com