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中道・保守派陣営の統一候補に趙全赫氏、ソウル市教育監選

中道・保守派陣営の統一候補に趙全赫氏、ソウル市教育監選

Posted March. 31, 2022 08:39,   

Updated March. 31, 2022 08:39

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首都圏教育監候補一本化推進協議会(教推協)が30日、趙全赫(チョ・ジョンヒョク)ソウル市革新公正教育委員長(写真)を6月に実施されるソウル市教育監選挙に立候補する中道・保守派陣営の統一候補に選ばれた。

教推協はこの日、ソウル中区の韓国プレスセンター国際会議場で「ソウル中道・保守教育監候補一本化結果発表」の記者会見を開き、選出人団投票で40%を得票し、世論調査で60%の支持を得て、合計42.93%の支持を確保した趙氏を統一候補に選出したことを明らかにした。選出人団の投票と世論調査は、趙氏はじめ朴宣映(パク・ソンヨン)元東国(トングク)大学教授、イ・デヨン元ソウル市教育庁副教育監、チェ・ミョンボク元ソウル市議会教育議員を対象に実施された。

会見で、趙氏は「全国教職員労働組合(全教組)と全教組寄りの教育監が作った教育破壊を中断させ、子どもたちに良い教育を受ける権利を保障する教育監になる」と述べた。

趙氏が中道・保守派陣営の統一候補に選ばれたものの、選出過程での浮かび上がった手続き上の問題は尾を引きそうだ。朴宣映氏は29日、「選出人団にソウルに住んでいない他地方居住者が大挙流入した」とし、「不法が横行する教育監選挙過程にこれ以上同調することができず、一本化だけでなく今回の教育監選挙に不出馬する」と明らかにした。これに先立ち、20日には曺永達(チョ・ヨンダル)ソウル大教授が「教推協には特定候補と関係のある人物が含まれており、選出人団がソウル市民であることを検証することができない」として候補一本化への不参加を宣言した。

曺氏は30日に報道資料を発表し、「違法行為や不正行為に巻き込まれた教推協の候補一本化は当初から無効だ」とした上で、「(中道・保守派陣営の)美しい一本化を必ず実現させる」と述べ、趙氏との一本化の可能性をほのめかした。曺氏側の関係者は、「独自立候補ではなく一本化を必ず成し遂げる」とし、「教推協の一本化に参加した他の候補ともコンタクト中だ」と話した。進歩陣営では、曺喜昖(チョ・ヒヨン)現ソウル市教育監の単独立候補が予想される。


崔예나 yena@donga.com