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きょう文・尹会談、「追加補正予算-執務室移転」を議論

きょう文・尹会談、「追加補正予算-執務室移転」を議論

Posted March. 28, 2022 08:51,   

Updated March. 28, 2022 08:51

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一度中止になった文在寅(ムン・ジェイン)大統領と尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領の会談が、28日午後6時に大統領府で開かれる。3月9日の大統領選から19日が経ち、歴代大統領と当選者の会談の中で最も遅い開催となった。

朴炅美(パク・ギョンミ)大統領府報道官と金恩慧(キム・ウンヘ)次期大統領報道担当は27日午前10時、それぞれ記者会見を開き、「文大統領と尹次期大統領は28日午後6時、大統領府の常春斎(サンチュンジェ)で夕食会を兼ねて会う」と明らかにした。会談には、兪英民(ユ・ヨンミン)大統領秘書室長と張済元(チャン・ジェウォン)次期大統領秘書室長が同席する。当初、文氏と尹氏は16日に同席者のいない単独会談を行う予定だったが、議題調整の失敗などで会談4時間前に中止になった。

会談開催の経緯について朴氏は、「大統領府は尹氏側に『できるだけ早期に会うのが良い』という大統領の提案を再度伝えた」とし、「当選者側が『国民に心配をかけないことが重要だ。議題なしで会い、虚心坦懐に話し合いたい』と応じた」と述べた。文氏は25日、李哲熙(イ・チョルヒ)政務首席秘書官を通じて張氏に早急に会談を開く意向を伝え、尹氏も前向きに応じたのだ。

監査院監査委員の人選や大統領執務室の龍山(ヨンサン)移転のための予備費問題で対立してきた両者が会談に合意したのは、会談がこれ以上先送りになる場合、大統領府と尹氏側いずれにも政治的負担になるという認識を共有したためとみられる。監査院が監査委員の提案権を新政権発足後に行使するという意向を明らかにし、監査委員人選問題が一段落したほか、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)挑発などで安全保障の危機が高まった状況も影響を及ぼしたとみられる。

会談では、尹氏側は経済問題に集中する考えだ。金氏は、「国家的な難題である新型コロナウイルスや民生問題、ウクライナ事態が経済に及ぼす影響、北朝鮮の挑発問題などについて自然に話し合うことになるだろう」と述べた。特に、保守系最大野党「国民の力」は、尹氏が主張した50兆ウォン規模の新型コロナウイルスのための追加補正予算に対する議論も期待している。李明博(イ・ミョンバク)元大統領の恩赦と執務室移転のための予備費執行要求も議題に上る可能性が高い。

 

ただし、大統領府関係者は、「虚心坦壊に会談しようと提案したので、ひとまず尹氏の立場を聞くだろう」と話した。政界の一部で、文氏が李氏の恩赦と共に金慶洙(キム・ギョンス)元慶尚南道(キョンサンナムド)知事の恩赦も考慮する可能性があるという観測も流れているが、大統領府は「全く議論していない」と線を引いた。


パク・ヒョモク記者 ユン・ダビン記者 tree624@donga.com · empty@donga.com