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李相昊がスノーボードW杯で総合優勝

Posted March. 21, 2022 08:24,   

Updated March. 21, 2022 08:24

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2022年北京冬季五輪を「ノーメダル」で終えて悔しい思いをした「白菜ボーイ」李相昊(イ・サンホ=27、ハイワン、写真)が、韓国選手では初めて国際スキー連盟(FIS)スノーボード・ワールドカップ(W杯)で総合優勝を果たした。

李相昊は19日、ドイツ・ベルヒテスガーデンで行われたスノーボードW杯男子パラレル回転の3位決定戦で、ルーカス・マティス(31=オーストリア)を0.14秒差で下して3位になった。アンドレアス・プロメガー(42=オーストリア)、エドウィン・コラッティ(31=イタリア)が1位タイだった。シーズン最後のW杯でポイント60点を追加した李相昊は、スノーボードW杯アルペン男子部総合順位でランキングポイント604点で優勝を確定した。506点を獲得したシュテファン・バウマイスター(29=ドイツ)が2位、408点を獲得したコラッティが3位だった。

アルペン・スノーボードは,スノーボードでスピードを競う競技で,パラレル回転とパラレル大回転に分かれる。2選手が並んで滑るところから「パラレル(parallel)」と呼ばれている。パラレル回転、パラレル回転のW杯の成績によって細部種目のシーズン順位が付けられ、2種目合計で総合順位が決まる。李相昊の快挙は地道さと多才さの結果だ。李相昊はパラレル回転で245点でプロメガー(266点)に続いて2位、パラレル大回転で359点でバウマイスター(384点)に次いで2位で総合1位になった。プロメガーの場合、パラレル大回転で117点に止まり14位となり、総合順位が4位(383点)に下がった。バウマイスターもパラレル回転で122点で7位に止まった。

李相昊は韓国スキー・スノーボードの生きる伝説だ。2017年のトルコ・カイセリW杯で2位につけ、韓国選手では初めてFISW杯に入賞した李相昊は、翌年の平昌(ピョンチャン)冬季五輪男子パラレル大回転で銀メダルを獲得し、韓国にスキーとスノーボードを合わせて初の五輪メダルをもたらした。先月は北京冬季五輪に出場したが準々決勝で敗退し、悔しさをこらえた。しかし、W杯で金メダル1個、銀メダル2個、銅メダル4個(混合団体戦1個を含む)を獲得する地道な成績を見せ、結局、W杯総合優勝という新しい歴史も追加した。女子はラモナテレジア・ホフマイスター(26=ドイツ)が557点で総合優勝した。

一方、スノーボード有望株のイ・チェウン(16)は同日、スイスのラークスで行われたFISユーロパカップ男子スノーボードハーフパイプ決勝で90.00で1位になった。今月初め、ジュニア世界選手権で金メダルを獲得したイ・チェウンは、シニア大会でも金メダルを追加し、韓国スノーボードの未来を明るくした。


金培中 wanted@donga.com