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三星エース、ウォン・テイン「金広鉉との対決が楽しみ」

三星エース、ウォン・テイン「金広鉉との対決が楽しみ」

Posted March. 10, 2022 08:34,   

Updated March. 10, 2022 08:34

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「獅子大将」は「複雑だ」という。しかし「ライオンの赤ちゃん」は「待っていた」と自信を示した。「KK」金広鉉(キム・グァンヒョン、34=SSG)の韓国プロ野球復帰ニュースを聞いた許三栄(ホ・サムヨン)三星ライオンズ監督と、同チームの「韓国人エース」ウォン・テインの反応だ。許監督は「簡単ではないシーズンになりそうだ」とため息をついたが、ウォン・テインは金広鉉と直接対決する日が楽しみだ。

ウォン・テインは8日、東亜(トンア)日報の電話インタビューで「大リーグで成功した大先輩と対決すること自体が光栄だ」とし「対決すれば必ず勝つ」と意気込みを語った。ウォン・テインが新人だった2019年、金広鉉もKBOリーグでプレーしたが、2人が先発投手として対決したことはない。

ウォン・テインは4勝8敗、防御率4.82でデビューシーズンを終えた。17勝6敗、防御率2.51を記録した金広鉉と比べるとみすぼらしい成績だ。だが、同年6月9日、文鶴(ムンハク)訪問試合でSK(現SSG)が優勝の秘密兵器として迎え入れたソーサ(37=ドミニカ共和国)との先発対決で勝利した経験がある。三星は同日、ウォン・テインの5イニング無失点投球で9-0の勝利を収め、SK戦7連敗から脱出した。

それから2年以上の歳月が流れ、ウォン・テインはリーグで指折りの投手になった。筋力をつけてからは平均時速が2019年の139.9キロから144.4キロへと5キロ近く増えた。当然、成績も上がった。ウォン・テインは昨年、14勝7敗に防御率3.06を記録した。シーズン途中には太極(テグク)マークをつけて、2020東京五輪の舞台も踏んだ。

昨年、速球(46.2%)とチェンジアップ(29.7%)を主に投げたウォン・テインだが、今季はスライダー(17.2%)の球種率★をさらに引き上げるという計画だ。スライダーは金広鉉がKBOリーグで通算136勝(77敗)を上げるのに武器として使われた球種でもある。

オフシーズンではもっと速く、もっと大きく変わるスライダーを駆使できるよう、「ピッチングデザイン」に力を入れたというウォン・テインは、「まだ100%ではない」とし「残り期間、横に曲がると同時に下にも落ちて相手打者がコースを読み難いボールを完成できるよう、もっと努力したい」と話した。

ウォン・テインは昨年、1位決定戦で6回を投げて三振8個を奪ったが、1非自責点を許して敗戦投手になった。三星もレギュラシーズン1位の座をKTに明け渡した。今季はレギュラーリーグ1位の座を逃さないため、そして金広鉉と対戦して勝利するため、ウォン・テインは斜めに取った★ボールを投げ続けている。


カン・ドンウン記者 leper@donga.com