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手袋に書いた胸が熱くなる一言「私は国家代表だ」

手袋に書いた胸が熱くなる一言「私は国家代表だ」

Posted February. 14, 2022 07:50,   

Updated February. 14, 2022 07:50

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12日、中国北京の延慶国立スライディングセンター。初の五輪舞台を終えたスケルトン代表のキム・ウンジ(30)は、明るく笑いながらテレビカメラに向かって自分の手のひらを広げた。キム・ウンジの手袋には、「私は誇らしい大韓民国の国家代表だ!大韓民国ファイト!」と書かれていた。

2022北京冬季五輪のスケルトン女子のキム・ウンジが五輪舞台で見せてくれた情熱が、ファンに大きな感動を与えている。キム・ウンジの韓国代表への愛情について、「こういう選手こそ真の韓国代表だ」という反応だ。キム・ウンジは、今回の五輪スケルトン女子で、1回目から3回目までに合計3分09秒79をマークし、25人中23位だった。3回目では1回目と2回目よりタイムを1秒以上短縮して自己ベストを記録した。ただ、20位までが出場する4回目には出場できなかった。

キム・ウンジがスケルトン選手として五輪舞台に立つまでは5年という時間がかかった。走り幅跳び選手だったキム・ウンジは、2017年、引退を悩んだ末、スケルトンに種目を転向した。しかし、2018年平昌(ピョンチャン)五輪を控え、膝の十字靭帯を断裂し五輪出場は挫折した。キム・ウンジは、平昌大会では国家代表ではなく「前走者」(選手に先んじてコースを滑り、安全性を確かめる人)を務めた。

怪我で平昌大会出場権を逃したキム・ウンジは、「やめても、ソリが上手だと感じられる時まで乗る」と誓った後、北京五輪に出場するためにリハビリを経て国家代表に復帰した。20代半ばの歳で国家代表に復帰したキム・ウンジは、2020年1月、国際ボブスレースケルトン連盟(IBSF)北米カップでシーズン統合優勝を果たした。「今回が初出場であるだけに、最大限楽しみながらスライディングしたい」と抱負を語ったキム・ウンジは、五輪で国家代表の誇りも手にした。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com