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「海老反り拷問」難民申請者、保護措置が一時解除されて解放

「海老反り拷問」難民申請者、保護措置が一時解除されて解放

Posted February. 09, 2022 09:02,   

Updated February. 09, 2022 09:02

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法務部が、昨年外国人保護所に拘禁され、不法拷問であるいわゆる「海老反り」を数回にわたって受けた難民申請者を解放することを決めた。

8日、東亜(トンア)日報の取材を総合すると、法務部は昨年3月から華城(ファソン)外国人保護所に拘禁されていたモロッコ国籍の難民申請者Aさんに対して、保護一時解除処分を下した。Aさんは同日午後、保護所を出た。国家人権委員会が昨年12月、法務部に事実上の「無期限拘禁」に該当する保護措置を一時解除するよう勧告し、これを受け入れたのだ。

Aさんは、本国での迫害を避けて2017年に韓国に入国し、難民申請をしたが、在留資格(ビザ)延長申請の期限が過ぎたという理由で、外国人保護所に無期限拘禁された。社団法人トゥルなどが公開した監視カメラの映像には、昨年6月に保護所職員がAさんの手と足に手錠をかけた後、手足をロープで縛り、腹を床につけてU字型にして体を固定させる「海老反り拷問」をする様子が映っていて物議を呼んだ。


パク・サンジュン記者 speakup@donga.com