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外国人の対韓国直接投資が前年比42%増の35兆ウォン、1962年以来最大規模

外国人の対韓国直接投資が前年比42%増の35兆ウォン、1962年以来最大規模

Posted January. 11, 2022 08:27,   

Updated January. 11, 2022 08:27

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昨年、韓国で行われた外国人の直接投資(FDI)の規模は295億ドル(約35兆3900億ウォン)だった。政府が関連統計を取り始めた1962年以来58年ぶりの最大規模だ。

かつては大型製造業が中心だった海外からの投資が、情報技術(IT)などの新産業に急速に移っている。

産業通商資源部が10日発表したところによると、昨年のFDI(295億1000万ドル、申告額基準)は前年比42.3%伸びた。

業種別では、サービス業で235億7000万ドルの投資が行われ、1年前より64.2%伸びた。情報通信(317.2%)や流通(139.1%)、事業支援・賃貸(833.0%)等が伸びた。

特に、FDI全体で情報通信の占める割合は、2020年の12%から昨年は30%へと目立って伸びた。新型コロナの拡大で非対面のプラットフォームサービスが発達し、IT基盤のスタートアップ起業が活発になり、同分野への投資が大幅に増えたためとみられる。配達アプリケーション(アプリ)やメタバース、フィンテックなどでの投資が大きかった。

未来車やバイオ、情報通信技術(ICT)などの新産業への投資は134億4000万ドルで、前年比59.6%伸びた。韓国にデータセンターを増設したり、IT基盤の物流センターを建設するなど、第4次産業革命関連の投資が伸びた影響と言える。一方、製造業へのFDIは50億ドルで、前年より16.2%減少した。半導体製造業(81.8%)は伸びたものの、繊維・織物・衣類(マイナス97.4%)や食品(マイナス42.3%)分野は減少した。

FDI申告額は、2018年に269億9000万ドルで最高値を記録後、2019年(233億3000万ドル)と2020年(207億5000万ドル)は2年連続で減少した。


具特敎 kootg@donga.com