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文大統領、「大統領選挙は分裂でなく統合の選挙に」

文大統領、「大統領選挙は分裂でなく統合の選挙に」

Posted January. 04, 2022 08:09,   

Updated January. 04, 2022 08:09

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が65日後に迫った3月9日の大統領選挙について、「敵対と憎しみ、分裂ではなく、国民の希望を込めた統合の選挙になってほしい」と話した。

文大統領は3日、大統領府で発表した「2022年新年の辞」を通じて、「どの政府であれ、先の政府の成果が次の政府につながって大きく跳躍する時、大韓民国はより良い未来に前進し続ける」とし、このように話した。朴槿恵(パク・クンへ)前大統領の特別恩赦の際、「国民統合」を掲げたのに続き、任期最後の新年の辞で再び統合を強調したのだ。積弊の清算、権力機関の改革、終戦宣言など大きな課題で陣営の対立を避けることができなかった文大統領が、残念な思いを迂回的に吐露したものではないかとみられている。

文大統領は、任期の間、足かせとなってきた不動産問題については、「最後まで住居の安定に向けて全力を傾ける」とし、「最近の住宅価格の下落傾向を確固たる下方安定傾向につなげ、実需要者のための住宅供給にスピードを出す」と強調した。また、「次の政府にまで問題を引きずらないようにする」とも述べた。

文大統領は、最近膠着している南北関係を意識したのか、これまで強調してきた終戦宣言には触れなかった。ただし、「政府は機会があれば、最後まで南北関係の正常化と後戻りのない平和の道を模索する」と強調した。

文大統領は、「成果はさらに発展させ、不足は最大限補完し、次の政府に堅固な跳躍の基盤を譲り渡すことが残された課題」とし、「政府は残された4ヵ月間、危機克服政府として、また国家の未来を切り開く政府としてあらゆる努力を尽くす」と述べた。

保守系最大野党「国民の力」は論評で、「敵味方に分けることに一貫した大統領に『統合の選挙』を云々する資格はない」と批判した。


パク・ヒョモク記者 tree624@donga.com