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孫興民がトッテナム所属300試合目で同点ゴール

孫興民がトッテナム所属300試合目で同点ゴール

Posted December. 21, 2021 09:51,   

Updated December. 21, 2021 09:51

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孫興民(ソン・フンミン=29、トッテナム・ホットスパー)がトッテナム所属で通算300試合目の出場で劇的な同点ゴールを決め、敗北の危機に追い込まれたチームを救った。今季7点目。

トッテナムは20日、ロンドンの本拠トッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われたリバプールとの今季プレミアリーグ(EPL)第18節で、2-2で引き分けた。トッテナムにとって同日の試合は、ノリッジ・シティとの第15節以降、クラブの選手とスタッフが新型コロナウイルスに感染してから行われた約2週間ぶりの試合だった。8勝2分け5敗(勝ち点26)を記録したトッテナムはリーグ7位を維持した。

地元メディアがコロナ感染説が報じられていた孫興民は、この日先発出場しハリー・ケイン(28、英国)と2トップに起用された。前半序盤からゴールポストを叩いた孫興民は前半18分、リバプールのGKアリソンとの1対1のチャンスを惜しくも逃した。チームが1-2でリードされていた後半29分、ハリー・ウィンクスのロングパスをリバプールのGKアリソンがペナルティーエリアの外でクリアし損ねてボールがこぼれるところを孫興民が拾って左足で空いたゴールに蹴り込んだ。3試合連続ゴールで、リーグ7ゴール目(2アシスト)。ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(1ゴール1アシスト)まで入れれば、公式戦で8得点3アシストとなる。孫興民は、「タフな試合だったし、本当に最善を尽くした試合だった」としながらも、「多くのチャンスを生かすことができなくて勝利できなかったので結果は残念だった」と話した。

EPLは公式ホームページに孫興民をメイン写真に掲載し、BBCは孫興民に両チーム合わせて最高評価の6.97点を与え、試合最優秀選手に選出した。フットボールロンドンは、「孫興民は試合序盤から活気にあふれていた。数回のチャンスを逃したが、リバプールを困らせた」とコメントした。

試合中、判定への不満で表情がこわばっていたリバプールのユルゲン・クロップ監督は、試合終了後、に孫興民と会話する中で大きく笑う姿を見せて話題を呼んだ。孫興民は、ドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVとバイエル・レバークーゼンで活躍していた時、クロップ監督が率いたボルシア・ドルトムントにとりわけ強かった。また、2019年の欧州チャンピオンズリーグ決勝で敗れて泣いていた孫興民をクローフ監督が抱いてあげて慰めたこともある。

リバプールの地元紙エンパイア・オブ・ザ・コッブは、「クロップ監督には議論の余地がある判定のため不満足な試合だっただろうが、孫興民がクロップ監督を笑わせた」とし、「試合直後に審判陣に不満を表したクロップ監督だが孫興民とは明るく笑いながら冗談を交わした」と伝えた。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com