Go to contents

CJが細胞や遺伝子治療剤の委託生産市場に進出

CJが細胞や遺伝子治療剤の委託生産市場に進出

Posted November. 09, 2021 08:45,   

Updated November. 09, 2021 08:45

한국어

CJ(株)は、オランダのバイオテク(BT)企業を買収し、細胞・遺伝子治療剤の委託開発生産(CDMO)市場に進出する。

CJ第一(チェイル)製糖は8日、取締役会を開き、オランダに本社を置くバイオCDMO企業「バタビアバイオサイエンス」の持分約76%を、計2677億ウォンで買収する案件を議決した。バタビアは、グローバル製薬会社であるヤンセンワクチンの研究開発と生産を担当した経営陣が2010年に設立した企業で、ウイルスワクチンなどの製造工程を開発できる独自の力量を持っていると評価されている。既存のバタビアの大株主は、2大株主であると同時に会社の経営陣として残り、事業運営を続けることになる。

バイオCDMOとは、細胞・遺伝子治療剤、抗がんウイルス治療剤など、医薬品開発会社から仕事を受け、原料医薬品、臨床試験用試料などを生産する事業だ。市場規模は毎年25%以上成長し、2030年は16兆5000億〜18兆9000億ウォンに達するものと予想される。

CJ第一製糖は、今回のバタビア買収で既存のレッドバイオ(医療・製薬分野のバイオ事業)事業のポートフォリオを拡張することになった。CJ第一製糖は今年7月、生命科学情報企業「チョンラボ」を買収し、次世代新薬の開発力量を確保したことがある。CJ第一製糖の関係者は、「今後、設備拡張などの投資を通じて、グローバルバイオ医薬品生産基地への飛躍を準備したい」と語った。


サ・ジウォン記者 4g1@donga.com