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日本の新外相に岸田氏の最側近、林芳正氏が有力

日本の新外相に岸田氏の最側近、林芳正氏が有力

Posted November. 03, 2021 08:34,   

Updated November. 03, 2021 08:34

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日本の外相に林芳正元文部科学相(60・写真)が浮上していると、日本経済新聞が2日付で報じた。茂木敏充外相が与党自民党の幹事長に起用され、後任に林氏が有力視されているという。先月31日に実施された衆議院選挙で、岸田文雄首相が率いる自民党は単独で過半数を確保し、政権続投が確定した。これを受け、岸田氏は10日の特別国会で新首相に指名された後、新内閣を発足させる予定であり、この時、新外相が公式に発表される。外相以外の閣僚は留任になるという。

 

林氏は、岸田氏が率いる自民党内派閥、宏池会の所属で、首相の最側近とされる。東京大学法学部を卒業し、三井物産などで勤め、1995年に参議院選挙で初当選し、政界入りした。防衛相、内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)、農林水産相、文部科学相などを歴任した。平和主義を掲げ、伝統的に周辺国との外交を重要視してきた宏池会の特性上、林氏も韓国や中国と関連する活動が多い。朝鮮通信使交流議員の会の幹事を務めており、日中友好議員連盟の会長だ。日本の対韓半導体輸出規制で韓日関係が急激に悪化した2019年8月、大韓民国憲政会所属の国会議員らが訪日し、日本の政治家らと「近い隣国 共存共栄する日韓両国」を主題にセミナーを開いた時も参加した。

以前から「首相になる」という野心を表明してきた林氏は、参議院当選5回の経歴を積んだ後、8月に参議院議員辞職し、同選挙区から衆議院選挙に出馬して当選した。日本は衆議院と参議院に分かれる議院内閣制を採用しているが、衆議院が影響力が大きい。このため衆議院議員は首相になるための必須条件とされる。


東京=パク・ヒョンジュン特派員 lovesong@donga.com