「演技をしながら感じた最大値の快楽を、この作品を通じて感じました。ハン・ソヒらしくないという反応が一番良かったのです」
ネットフリックスのオリジナルドラマ「マイネーム」の主演俳優ハン・ソヒ(ユン・ジウ役)は20日、テレビインタビューでやや浮かれた様子でこのように話した。マイネームは15日の公開後、17日からネットフリックス・テレビショー部門のストリーミング順位で世界4位の座を守るなど、人気を集めている。主人公のハン・ソヒに対する世界的な関心も高まっている。
彼女は作品と自分に各国の関心が集中していることについて、「すごく不思議だ」とし、「ドラマ『イカゲーム』が、各国が韓国ドラマに注目するきっかけを作ったようだ」と話した。また「無間島など既存のアンダーカバー物と違い、マイネームは女性が主人公という点で注目してくださるようだ」と話した。
ハン・ソヒが「マイネーム」で見せた格闘技選手に劣らないアクション演技をめぐって、好評を得ている。特に彼女が自分の名前を世に知らしめたドラマ「夫婦の世界」の不倫女、ヨ・ダギョンのキャラクターとは180度違う演技を見せて変身に成功すると、「俳優ハン・ソヒの人生は、マイネーム出演をきっかけに完全に変わるだろう」という評価も出た。自分を「運動の『運』も知らなかった人だ」と表現したハン・ソヒは、「今回の作品は、自分にミッションを与えた後、私の限界を試すきっかけになった」とし、「私の新しい姿を見て不思議がる反応が大好き」と話した。好評を博しているアクション演技については、「周りから『よく戦ってよく打った』とよく言われる」と笑った。
高強度のアクション演技を成功的に披露したが、相変わらず彼女は演技そのものよりは華やかできれいな容姿でより多くの注目を集めている。彼女はそんな自分の外見を「抜け殻」と表現した。
「外見で私をお見せするより、少しくらいきれいではなくても私の多くの顔、私だけが知っている顔をもっとたくさんお見せしたいです。今回の作品で動機づけは確実になったと思います。これから、カーテンを取り去った姿で近づきたいです」
孫孝珠 hjson@donga.com