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ピアニストの趙成珍が9ヵ月ぶりの韓国公演 「そっぽを向けたショパン、また演奏できそう」

ピアニストの趙成珍が9ヵ月ぶりの韓国公演 「そっぽを向けたショパン、また演奏できそう」

Posted September. 04, 2021 09:22,   

Updated September. 04, 2021 09:22

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「2015年にショパンコンクールでの優勝後、『ショパンのスペシャリスト』として頭に刻まれると思い、他の作曲家を取り上げてきました。もうショパンがやり直せると思いました」

ピアニストの趙成珍(チョ・ソンジン、27)が、9カ月ぶりに韓国舞台に立つ。最近、DG(ドイツ・グラモフォン)レーベルの5枚目のアルバムを出した趙氏は4日、全羅北道全州(チョルラブクド・チョンジュ)を皮切りに、ソウル、大邱(テグ)、全羅南道麗水(チョルラナムド・ヨス)の7都市で独奏会を開く。アルバムには、ショパンのスケルツォ4曲全曲とショパンのピアノ協奏曲2番などを盛り込んだ。コンサートでは、ショパンスケルツォ4曲とレーベル「夜のガスパール」などを演奏する。

ソウル芸術の殿堂で3日、記者懇談会を開いた趙成珍は、「ショパンスケルツォ2番を演奏しながら指揮者の鄭明勳(チョン・ミョンフン)、恩師の申秀貞(シン・スジョン)先生と縁ができたため、私にとって特別な曲」と述べた。ショパン協奏曲第2番については、「第2楽章は、ショパンが書いた作品の中で最も美しい部分だ。1番より繊細な曲だ」と説明した。

趙氏は、「先日まで『カーネギーホールで演奏したい』という目標があったが、今はもうない。良い演奏をする時に幸せだから、もっと満足できるような演奏をするのが目標だ」とし、次のアルバムにはヘンデルなどのバロック作曲家の作品が入ると明らかにした。

ソウルコンサートは7日、芸術の殿堂コンサートホールで開かれる。18日は、同じ場所でアンコールコンサートを開き、ネイバーテレビで有料中継する。


ユ・ユンジョン記者 gustav@donga.com