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北朝鮮の対中輸出、3月は制裁以降で最高

Posted April. 21, 2026 09:38,   

Updated April. 21, 2026 09:38


北朝鮮の3月の対中国輸出額が7326万ドルとなり、2017年11月以来の最高水準を記録した。北朝鮮と中国の今年第1四半期の貿易額も前年同期比14.3%増加した。3月の両国間の旅客列車や平壌(ピョンヤン)―北京間の航空路線の再開に加え、中国の王毅外相の訪朝など高官交流が続き、関係が急速に回復しているとの分析が出ている。

20日、中国海関総署によると、今年第1四半期の北朝鮮と中国の貿易額は6億6251万ドルで、前年同期(5億8242万ドル)に比べ14.3%増加した。特に北朝鮮の対中輸出は1億6244万ドルで、17年以降で最高となった。このうち3月単月で7326万ドルに達し、17年11月(1億18万ドル)以来の高水準となった。17年は北朝鮮の核・ミサイル実験を受けて国際社会の制裁が本格化し、中国もこれに加わったことで、対中輸出は急減していた。18年以降は月1千万~2千万ドル程度にとどまっていた。

中国当局は輸入品目の詳細を公表していないが、かつらなどの手工業製品が大きな割合を占めているとみられる。北朝鮮事情に詳しい消息筋は、「北朝鮮が中国に輸出する品目は、依然としてかつらなど労働集約型の手工業品が中心で、そのほかも加工品、鉱物、水産物、金属・化学製品など通関しやすい品目が多い」と説明した。北朝鮮は今年2月の第9回党大会で、対外貿易の活性化とともに観光業を経済成長と文明発展をけん引する新産業とする構想を示している。韓国統一研究院の洪珉(ホン・ミン)先任研究委員は「中国側としても北朝鮮との経済協力の必要性が高まっている」とし、「経済的なてこを通じて北朝鮮を管理しようとする意図に、最近は政治的意思も加わり、両国関係はかなりの速度で回復している」と分析した。

コロナ禍の影響で中断されていた中朝間の旅客列車や国際線の再開により、両国間の貿易はさらに増加するとみられる。遼寧省丹東市と北朝鮮新義州(シンウィジュ)を結ぶ新鴨緑江(アプロクカン)大橋の開通や、中国人観光客の団体訪問再開の可能性も指摘されている。韓国政府関係者は「貿易、交通、人の往来などあらゆる分野でコロナ禍以前の水準に回復しつつある」とし、「年内にも中国人観光客の訪朝が再開される可能性が高い」と述べた。


權五赫 hyuk@donga.com