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中高生の5%が医療用麻薬を経験 依存に追い込まれる青少年

中高生の5%が医療用麻薬を経験 依存に追い込まれる青少年

Posted April. 21, 2026 09:36,   

Updated April. 21, 2026 09:36


中高生の20人に1人が、実際には病気でもないのに医療用麻薬を服用した経験があることが分かった。韓国青少年政策研究院が全国の中高生3384人を対象に実施したアンケート調査で、回答者の5.2%が注意欠陥多動性障害(ADHD)治療薬、食欲抑制剤、睡眠薬、抗不安薬など7種の医療用麻薬を医療目的以外で服用した経験があると答えた。これは「一度でも喫煙したことがある」とする割合(4.2%)を上回る。

今回の調査は、激しい受験競争や外見重視の風潮の中で強いストレスにさらされる青少年が、それを手軽に解消しようと薬物に頼る実態を示している。過去6カ月間で医療目的以外で医療用麻薬を使用した割合は、ADHD治療薬(24.4%)が最も高かった。強い覚醒作用から「勉強ができるようになる薬」として通じているADHD治療薬は、睡眠不足や集中力低下時に使われていた。次いで食欲抑制剤、睡眠薬、抗不安薬の順で使用頻度が高かった。

酒やたばこ、違法薬物とは異なり、医療用麻薬は医師の処方で入手できる合法薬であるため、危険性が低いとの認識がある。しかし誤用すれば依存性を生みやすく、薬物依存への入り口にもなりかねない。問題は、非対面流通の拡散により、青少年にとっては酒やたばこよりも入手しやすくなっていることだ。同調査では、医療用麻薬をテレグラムやSNS、ユーチューブなどのオンラインプラットフォームで知ったとする割合が約27%にのぼった。医療用麻薬は本来、処方を受けて薬局で購入するものだが、オンラインで購入したとする割合も約16%にのぼり、違法流通の広がりを示している。

医療用麻薬の乱用は身体的・精神的健康を損ない、場合によっては死に至る危険もある。成長過程にある青少年にとってはなおさら深刻だ。青少年に対する医療用麻薬の処方を厳格に制限し、オンラインでの違法流通を徹底的に取り締まらなければならない。学業ストレスや抑うつ、不安、人間関係の問題など情緒的に脆弱な若者ほど薬物に依存しやすい。個人の逸脱として放置するのではなく、学校での早期介入と心理的支援体制の強化が求められる。