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銃を持った79歳のミャンマー議員「反国軍武装闘争」

銃を持った79歳のミャンマー議員「反国軍武装闘争」

Posted September. 03, 2021 08:27,   

Updated September. 03, 2021 08:27

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ミャンマーの79歳の国会議員(当選4回)が、クーデターを起こした国軍に対抗するために銃を取った。南部エヤワディ地域の首席長官も務めたマン・ジョニー議員は1日、地元メディア「ミャンマー・ナウ」とのインタビューで、反国軍武装闘争に参加したことを明らかにし、「私はもうすぐ80歳で人生の終わりに近づいた。残された日々をどのように生きるか決めた」とし、「私を選んだ国民を決して裏切らない」と話した。

少数民族カレン族のジョニー氏は、アウンサンスーチー国家顧問が率いる国民民主連盟(NLD)所属で、1990~2020年に行われた4回の総選挙で相次いで当選した。最近、ソーシャルメディアに、ジョニー氏が軍服を着て、弾薬が装填された小銃を持つ写真が投稿された。この写真がオンラインで拡散すると、先月29日、約20人の軍人がジョニー氏の家にやって来て、息子を一時拘束し、車や資産を差し押さえた。

ジョニー氏は、「2月の国軍のクーデター直前には健康が思わしくなく、ペンも持てないほどだったが、今は規則的に運動し、再びランニングをすることができるほど」とし、「私の年の人々も誰でも(武装闘争に)参加することができる」と話した。

ジョニー氏は、今後の政局展望を問われ、「国民は国軍が誰にでも発砲する無法者にすぎないと感じている。国民の心をつかむことができない国軍はすでに敗北した」と批判した。ジョニー氏は、国軍がクーデターの口実とした「不正選挙」の主張も「容認できない」と述べた。国軍が選挙前に有権者名簿を確認し、何の異議も申し立てなかったが、NLDが勝利すると、従わずにクーデターを起こしたということだ。ジョニー氏は、「クーデターは極悪な犯罪であり、不正に対抗して私は戦う」とし、「正義の側に立っているので、100%勝つと信じる」と強調した。

民主派勢力が立ち上げた「国民統一政府(NUG)」は、国民防衛隊(PDF)を創設し、カレン民族解放軍(KNLA)など少数民族武装組織と連携し、国軍に抵抗している。最近、NUGは7月の1ヵ月間で740人以上のミャンマー軍を射殺したと明らかにした。


趙鍾燁 jjj@donga.com