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裁判所「カン被告は性犯罪再犯の危険性が高い」と警告

裁判所「カン被告は性犯罪再犯の危険性が高い」と警告

Posted August. 31, 2021 07:28,   

Updated August. 31, 2021 07:28

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電子足輪(位置追跡電子装置)を切り、女性2人を殺害した容疑がかけられているカン某容疑者(56)に、裁判所が再犯の危険性について警告したことが明らかになった。

30日、東亜(トンア)日報が入手したソウル南部地裁刑事控訴3部(許峻瑞部長判事)のカン被告に対する電子足輪付着命令決定文によると、裁判部は昨年6月、「カン被告は性的暴行犯罪を2回以上犯し、その習癖が認められ、再犯の危険性がある」とした。また、裁判所による韓国性犯罪者の危険性評価目安(K-SORAS)の評価で、カン容疑者は総点13点を記録し、危険性が「高い」水準に分類された。当時、カン容疑者は、2005年に20代女性を凶器で脅し、強制わいせつを行った犯行などで、14年間服役中に出所を控えている状況だった。カン容疑者は今年5月、15年の刑期を終えて出所した。

K-SORASは性犯罪回数、最初の警察立件年齢など15項目で0〜29点の間で再犯の危険性を評価する。昨年11月に出所したチョ・ドゥスンは、K-SORASの評価で17点が付けられ、カン容疑者と大差はなかった。カン容疑者の総合的な再犯の危険性は、「普通」のレベルを記録した精神病質者選別道具(PCL-R)の評価結果などを反映し、「高い」または「中間」に分類された。

当時、裁判部はこのようなカン被告の測定結果と14回に達する前科記録を勘案し、カン被告に出所後5年間電子足輪付着命令を下した。判決は「カン被告は矯正施設に収監された物理的制約のため、長期間犯行を行わなかっただけで、カン被告に内在する性的暴力犯罪の習癖や再犯の危険性は相当なものだ」と警告した。

これに対し、スン・ジェヒョン韓国刑事・法務政策研究院研究委員は、「法務部がチョ・ドゥスン出所の時のように、カン氏を一対一の電子監督対象者に指定し、細かく監視すべきだった」と指摘した。


キム・テソン記者 パク・サンジュン記者 kts5710@donga.com · speakup@donga.com