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公共機関10社の評価を1週間で変更、配点適用時にエラー

公共機関10社の評価を1週間で変更、配点適用時にエラー

Posted June. 26, 2021 08:09,   

Updated June. 26, 2021 08:09

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政府は、計算ミスで大量にミスが生じた公共機関の経営評価の結果を、発表から1週間後に修正した。公共機関経営評価団は、社会的価値指標関連の評価配点を誤って適用し、誤りが発生したことを把握し、補完対策を講じる方針だ。

企画財政部(企財部)は25日、安道杰(アン・ドゴル)第2次官主宰で公共機関運営委員会を開き、131の評価対象のうち10機関の総合等級が見直されたと明らかにした。これを受け、13機関の成果給算定関連等級が変わった。

公共機関経営評価は1984年に導入されたが、計算ミスで評価等級が覆されたのは2017年と2018年に続き今回が3度目となる。当時は、それぞれ1機関の等級が修正されたが、今のように大量に修正措置されたのは初めてだ。

評価等級を算定しなおした結果、△公務員年金公団、△韓国ガス安全公社、△韓国産業人力公団、△韓国研究財団、△韓国気象産業技術院、△韓国保育振興院は等級が1ランクずつ上がった。△国民健康保険公団、△農林食品技術企画評価院、△研究開発特区振興財団、△韓国科学創意財団は等級が一ランクずつ下がっている。

これにより、B(良好)機関は52機関から49機関に減り、C(普通)機関は35機関から40機関に増えた。D(足りない)機関は18機関から17機関に、E(きわめて足りない)機関も3機関から2機関に減少した。

政府の調査結果、評価を引き受けた経営評価団が社会的価値指標の配点を適用する過程でミスが起き、評価点数を入力する過程でもミスがあったことが明らかになった。安次官は、「非計量指標のうち、『雇用創出』と『均等な機会と社会統合』など4項目の配点に差をつけて評価しなければならないが、これを基準点数としてのみ適用し、ミスが生じた」と説明した。

政府は、経営評価団に過ちの責任を問い、人事措置を行い、再発防止対策を講じることを明らかにした。準政府機関の評価団長と担当幹事および評価委員は解職し、評価団内部に評価検証団を新設して評価過程を点検する計画だ。評価結果を最終確定する前に、評価対象機関に確認が必要な事項を共有して、異議申し立てを可能にする方針だ。

政府は後になって評価過程の誤りを確認して正したが、公共機関の成果給支給などの基準になる経営評価の信頼性が落ちたという点で、これを総括管理する政府の責任も重い。企財部の関係者は「評価の独立性のため、企財部が算定過程を覗いてはいない。しかし評価業務を統括しているだけに、責任を痛感する」と述べた。


世宗市=ナム・ゴンウ記者、ソン・チュンヒョン記者 woo@donga.com · balgun@donga.com