作家ユ・ジェヨン(33)の個展「Great to see you」が、ソウル鍾路区(チョンブク)のギャラリールックスで7月2日まで開かれている。
展示のタイトルと同じ作品「Great to see you」(写真)は、花を持った少年が鳥に似た生命体と向き合うシーンを描いた。出会いを願う気持ちが込められているように感じられる。少年は何かを見つめながら一人で座っていたり(「Night train」)、鳥のような生命体を抱きしめている(「Two in the wetland」)。森の中で少女が携帯電話の画面を見る姿を、動物たちがじっと見守る(「Screaming dreams」)。
童話の中のシーンのように感じられる作品は、夢幻的な雰囲気を醸し出している。誰かと一緒にいることもあるが、結局は一人で考えて耐えなければならない人生の本質について悩んだ跡がうかがえる。作家は、仕事と憩い、家庭と社会など、我々の世界を分ける夜という時間に注目した作品を地道に披露してきた。無料。お問い合わせは02-720-8488まで。
孫曉林 aryssong@donga.com