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人間のように話す会話AI登場

Posted May. 20, 2021 07:27,   

Updated May. 20, 2021 07:27

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グーグルが定例開発者大会で現在研究中の次世代人工知能(AI)の会話モデル「LaMDA」と多重検索モデル「MUM」を公開した。2つの技術いずれも商用化前だが、デモンストレーションで従来のAIよりも人間のような会話をし、関心を集めた。

18日(現地時間)、米カリフォルニアのマウンティンビューの本社で生中継された「グーグルI/O 2021」基調演説で、グーグルのスンダル・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は先日、グーグル開発チームがLaMDAと交わした会話を紹介した。冥王星に関する数百万のデータを学習したLaMDAは、自身を冥王星と同一化し、1人称の会話をした。単なる惑星の説明を越え、探査船ニュ-ホライズンの「チームが私を見て喜んだ」とか「私は氷の塊りではなく美しい惑星」と話した。紙飛行機のふりをしたLaMDAは、もっと人間のような言葉を発した。良い飛行機を作る秘訣を尋ねると、「あなたが考える『良い』の意味は何か」と問い直して誠意をもって答え、家にいる視聴者への言葉を頼むと、「風が良く、体が良ければ、あなたはどこでも行くことができる」と言って励ました。

グーグルが「AIゲームチェンジャー」と称えた「MUM」は、質問の複雑なニュアンスを感知して検索するAI。75個以上の言語で学習し、テキスト、イメージ、動画を含む多様な形態の情報を同時に理解し、質問の意図に合った回答を提供する。登山靴の写真を撮った後、特定の山のハイキングに適合しているか質問すると、気候や山の特性などを総合的に検索して、持っていくと良い物を推薦する。

グーグルが近くアップデートする新技術は、有用性と個人情報保護の強化に焦点を合わせた。グーグルマップでは特定区域がどれほど混雑するのかを伝え、時間帯や旅行中なのかどうかによって関連する店の情報を提供する。15万キロの自転車道や信号の情報、燃料効率が最も高い環境的な路線も提供する。写真アプリでは、AIがパターンを分析して整理したり、抜けた写真を合成してベストショットを作ることができる。個人情報の保護を強化するために使用している位置情報やカメラ情報をひと目で確認し、承認を変更できる「プライバシー・ダッシュボード」機能も紹介した。


申東秦 shine@donga.com