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韓米が22日に首脳会談 「BBC・ワクチン」同盟への第一歩

韓米が22日に首脳会談 「BBC・ワクチン」同盟への第一歩

Posted May. 19, 2021 08:17,   

Updated May. 19, 2021 08:17

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領とバイデン米大統領が21日(現地時間)午後、ワシントンのホワイトハウスで初めて会い、首脳会談を行う。文大統領は、韓国企業が強みを見せているバイオ(Bio)、バッテリー(Battery)、半導体(Chip)の「BBC」産業をテコに、新型コロナウイルスワクチンのパートナーシップ構築と北朝鮮核問題の解決策で成果を出すことを期待している。

バイデン氏は、半導体やバッテリーなど米国主導のグローバル・サプライチェーン(供給網)再編への参加、中国牽制性格のクアッド(米国、日本、オーストラリア、インドの協力枠組み)への協力など責任ある同盟の役割拡大を要請するものと予想される。今回の首脳会談は、経済・安保問題が緊密に結びついたバイデン時代の今後4年の韓米関係を推し量る契機になるものとみられる。

 

大統領府の鄭萬昊(チョン・マンホ)国民疎通首席秘書官は18日、大統領府の定例会見で、「文大統領がバイデン大統領の招待で5月19日から22日までワシントンを実務訪問する」と明らかにした。バイデン氏は今年1月の就任後、先月16日に菅義偉首相に続いて外国首脳では2人目に文大統領とホワイトハウスで会う。

韓米首脳は先月、日米首脳会談と同様に晩餐なく軽い昼食を兼ねた単独会談の後、少人数の会談、拡大会談を行い、共同記者会見で合意内容を発表する。5日間の訪米の間、文大統領はハリス米副大統領、ペロシ米下院議長とも会う。バッテリーを生産するアトランタのSKイノベーション工場も訪問する。

文大統領は、首脳会談で韓米ワクチン・パートナーシップを締結してワクチン供給問題を解決するほか、対北朝鮮政策の見直しを終えたバイデン氏から米朝非核化交渉再開の約束を取りつけ、韓半島平和プロセスを再稼働する機会にする考えだという。これを通じて支持率の回復と任期末の国政運営動力の確保を図るということだ。

バイデン氏は、韓米首脳会談を4日後に控えた17日(現地時間)、「世界で猛威を振るうパンデミックが制御されるまでは米国は決して安全ではない」とし、来月末まで米製薬会社のファイザーやモデルナ、ヤンセンなどワクチン2千万回分を海外に支援すると明らかにした。米国の海外支援ワクチン規模が8千万回分に増えたことで、韓国が支援対象に含まれる可能性があると期待されている。大統領府関係者は、「韓国に対するワクチン支援など両国のワクチン協力関連の様々な議論を調整している」と話した。


ファン・ヒョンジュン記者 パク・ヒョモク記者 constant25@donga.com · tree624@donga.com