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キム・スヨンがピアノ部門準決勝に進出、エリザベート王妃国際コンクール

キム・スヨンがピアノ部門準決勝に進出、エリザベート王妃国際コンクール

Posted May. 11, 2021 08:02,   

Updated May. 11, 2021 08:02

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5年ぶりに開かれるエリザベート王妃国際コンクールのピアノ部門の優勝を勝ち取るのは誰だろうか。昨年、新型コロナウイルス感染症の影響で開催が1年延期となり、今年開かれた同コンクールの準決勝進出者12人が8日発表された。韓国人ではキム・スヨン(27=ザルツブルク・モーツァルテウム国立音大学修士)が1次本選を通過し、準決勝で実力を披露することになった。

ベルギーで行われる同コンクールのピアノ部門は、当初予選通過した58人のうち15人が韓国人で国別では最多(ロシア10人、日本8人)となり期待を集めた。準決勝に進出したのは日本、ロシアがそれぞれ3人、フランス2人、オランダ、ラトビア、中国がそれぞれ1人だ。

準決勝進出者は10日から15日まで、モーツァルトピアノ協奏曲のうち1曲と、主催側が依頼した新曲を含む独奏曲3曲を順に演奏する。演奏は現地時間で毎日午後4時と8時に始まり、キム・スヨンは12日午後4時(韓国時間午前9時)に演奏する。モーツァルトのピアノ協奏曲は第23番K・488を選択した。準決勝と決勝の全過程はコンクールのホームページ(queenelisabethcompetition.be)で生中継する。

今年のコンクールは、新型コロナの影響で無観客で行われる。決勝は24日から29日にかけて、ブリュッセルのボザール・アートセンターで行われる。入賞者は29日、同センターでベルギー国王夫妻が出席した中で発表される。

キム・スヨンは、韓国芸術総合学校在学中にオーストリアに留学し、ザルツブルクのモーツァルテウム国立音楽大学の学士課程を最優秀成績で卒業し、修士号を取得した。2016年にも同コンクール準決勝に進出した。

エリザベート王妃国際コンクールは、ロシアのチャイコフスキー国際コンクール、ポーランドのショパン国際ピアノコンクールとともに世界最高権威を誇るコンクールに挙げられる。ピアノ、チェロ、声楽、バイオリン部門が毎年交互に開かれる。韓国勢は2008年大会の作曲部門でチョ・ウンファが1位、2009年の作曲部門でチョン・ミンジェが1位、2011年の声楽部門でホン・ヘラン1位、2014年の声楽部門でファン・スミ1位、2015年のバイオリン部門でイム・ジヨン1位の成績を挙げた。ピアノ部門では2016年にハン・ジホが4位に入った。


ユ・ユンジョン文化専門記者 gustav@donga.com