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与党「コメント爆弾」で衝突、「強硬派2千人に70万の声が葬られる」vs「選出職は耐えられなければ」

与党「コメント爆弾」で衝突、「強硬派2千人に70万の声が葬られる」vs「選出職は耐えられなければ」

Posted April. 30, 2021 08:13,   

Updated April. 30, 2021 08:13

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親文(親文在寅)支持層の「コメント爆弾」をめぐる与党「共に民主党」内部の葛藤が長期化している。党内からは、「党指導部が中途半端に対処し、『コメント爆弾』が大統領選の党内選挙でも議論になりかねない」と懸念する声が出ている。

与党内の非主流とされる趙応天(チョ・ウンチョン)議員は29日、CBSラジオで、「強硬支持層2千人によって、70万の権利党員の声が葬られている」とし、「コメント爆弾」問題を再び取り上げた。趙氏は、「あなたがゴミということを知らせたかったのなら成功です、おめでとうございます」、「みんな離党し、党の名前を汚すな」、「全力で飛び込んでも、足の爪の垢にも及ばない人間であることを認めるだけ」といった「コメント爆弾」の内容を公開した。また、「(コメント爆弾に)苦しむ議員が多い」とし、「(会を結成し)団体で立場を示していく」と付け加えた。

趙氏は、親文強硬派とされる金鍾民(キム・ジョンミン)、朴柱民(パク・チュミン)議員を念頭に、「これまで全党大会で成功方程式があった」と述べた。情熱的な支持層の支持を得るための強硬な発言で人気を得て、最高委員に当選したという意味だ。趙氏は、最高委員選挙に出馬した金容敏(キム・ヨンミン)議員についても、「その成功方程式に従っている」と指摘した。

 

一方、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の腹心とされる尹建永(ユン・ゴンヨン)議員は、「コメント爆弾」について、「選出職ならその程度は耐えなければならない」と述べた。尹氏は同日、MBCラジオで、「過去、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が、困難な時も『大統領を悪く言って主権者である国民の心が晴れるなら、いくらでもしていい。それが穏当だ』という趣旨の話をしたことがある」と話した。また「党心と民心が特に乖離しているとは考えない」と述べた。

同党指導部も、親文陣営のこのような態度に合わせて、「コメント爆弾」が特に問題ないという態度だ。都鍾煥(ト・ジョンファン)前非常対策委員長は、「コメント爆弾」について一切触れず、尹昊重(ユン・ホジュン)非常対策委員長兼院内代表は、「コメント爆弾も国民の声」という考えだ。

このため与党では、2017年に続き今回の大統領候補党内選挙でもこの問題が争点になる可能性があるという観測が流れている。文大統領は17年、候補だった時に「コメント爆弾」について、「競争を興味深くさせるスパイスのようなもの」と述べ、議論になったことがある。与党関係者は、「党指導部が出て強硬支持層の極端な行動を制止しなければ、大統領選候補が困惑することになり、大統領選の本戦でも不利な状況になる恐れがある」と指摘した。


朴民優 minwoo@donga.com