英王室と決別後、米国で過ごしているハリー王子(37)が、シリコンバレーのスタートアップ企業の役員に変身する。23日(現地時間)、米紙ウォールストリートジャーナル(WSJ)は、ハリー王子が進路適合型サービスおよび精神健康分野のスタートアップ「ベターアップ(BetterUp)」の役員に就任する予定だと報じた。
ハリー王子は、ベターアップで最高影響力責任者(Chief Impact Officer)という職責を任されたという。彼はWSJに送った電子メールで、「私は人々の生活に影響力を与え、役に立ちたい」とし、「一歩進んだ進路適合型サービスは、個人の発展と認識向上、より良い人生に対する無限な可能性を提供する」と明らかにした。WSJは、ハリー王子はベターアップサービスの戦略決定、社会貢献活動などに参加すると伝えた。ベターアップが提供するサービスと関連して、精神健康の重要性を強調し、世論を造成する役割も担うことになるだろう」と報じた。
ベターアップ側は、公式ツイッターを通じて、ハリー王子の役割に期待を示した。ベターアップのアレクシ・ロビショー最高経営者(CEO)はハリー王子について、「有意義で充実した役割を担っている」と述べた。彼らは昨年秋から、ハリー王子の迎え入れを打診したという。ハリー王子の報酬は公開されなかった。
ハリー王子は昨年1月、英王室からの独立宣言後、配偶者のメーガン・マークル妃(40)とともに、米ロサンゼルス(LA)に居住している。英王室は、ハリー王子夫妻に対するすべての財政支援を絶った。この夫婦は今月7日、米国の有名放送人・オプラ・ウィンフリーとの特別インタビューで、「英王室が赤ちゃんの肌の色を懸念して、王子をつくることを望まなかった」と暴露し、人種差別論議が起こった。マークル妃は黒人と白人のハーフだ。
李恩澤 nabi@donga.com