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三つ巴対決でも支持率トップ、呉世勲氏「野党分裂の選挙戦では負ける」

三つ巴対決でも支持率トップ、呉世勲氏「野党分裂の選挙戦では負ける」

Posted March. 16, 2021 08:07,   

Updated March. 16, 2021 08:07

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4月7日のソウル市長補欠選挙が野党陣営の候補一本化なく三つ巴の戦いで行われる場合も、野党「国民の力」の呉世勲(オ・セフン)候補が1位となる世論調査の結果が15日、公開された。与党「共に民主党」の朴映宣(パク・ヨンソン)候補は誤差範囲内で呉氏と薄氷の対決を繰り広げる見通しだ。

リアルメーターが文化日報の依頼で13、14日、ソウル満18歳以上の男女1030人を対象に調査した結果(信頼水準95%、標本誤差に±3.1%ポイント。詳しい内容は中央選挙世論調査審議委員会ホームページ参照)、ソウル市長の三つ巴の対決で、呉氏(35.6%)は2.3ポイント差で朴氏(33.3%)より多くの支持を得た。野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)候補は25.1%だった。

今年公表された世論調査で、野党陣営のソウル市長候補が三つ巴の対決で1位を記録したのは初めて。前日発表された朝鮮日報・TV朝鮮・カンタコリアの調査では、朴氏が呉氏を僅差(1.6ポイント)で退けて1位となった。これも誤差範囲内の接戦だった。

年初から実施された三つ巴構図の世論調査では朴氏が優位を占めていたが、韓国土地住宅公社(LH)事態の影響で、支持率に打撃を受けたものとみられる。不動産問題は文在寅(ムン・ジェイン)政権を困難に陥れる「アキレス腱」となった。LH発の投機事態後、政府与党の核心支持層である3040世代が離脱しているうえ、不動産問題に敏感な首都圏の民心も大きく揺らぎ、朴氏が直撃弾を受けたとみられている。

しかし、野党陣営はこのような世論調査の結果とは別に、三つ巴の対決が現実になる可能性は低いと見ている。呉氏は同日午後。ビジョン発表会で、「野党が分裂した状態で行う選挙は敗北」とし、「三つ巴の構図の選挙は私の頭の中にはない」と強調した。安氏も同日、独自出馬の可能性について「絶対に三つ巴になってはならない」とし、「昨年12月の出馬宣言の時から明らかにしている内容」と釘をさした。


朴民優 minwoo@donga.com · 姜炅石 coolup@donga.com