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映画「ミナリ」のアカデミー賞受賞に現実味、米映画研究所が「10大映画」に選定

映画「ミナリ」のアカデミー賞受賞に現実味、米映画研究所が「10大映画」に選定

Posted January. 27, 2021 07:34,   

Updated January. 27, 2021 07:34

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米国に移住した韓国人家族の物語を描いた映画「ミナリ」が、米国映画研究所(AFI)が選んだ10大映画に選ばれた。AFIは25日(現地時間)、ホームページでミナリを含む10本の映画を「AFIアワード」の受賞作に選んだと発表した。2000年に設立されたAFIは、1年間に文化・芸術的に優秀な映画10本とドラマ10本を選定して受賞している。

「ミナリ」は、韓国系米国人のリー ・アイザック・チョン(チョン・イサク)監督の自伝的映画で、アーカンソー州に移住した韓国人移民家族の生き様を描いた。「ジェイコブ」(スティーヴン・ユァン)と妻「モニカ」(ハン・イェリ)、彼らの幼い子供たちの面倒を見るために一緒に暮らし始めたモニカの母親「スンジャ」(尹汝貞)が、見知らぬ他国に定着するために孤軍奮闘する旅を温かい視線で描いた。

ミナリがAFIアワードを受賞したことで、アカデミー賞受賞の可能性も高まっている。AFIアワード受賞作がアカデミー賞受賞につながったケースが多く、AFIアワードは「プレビューアカデミー賞」と呼ばれている。ロイター通信は、「AFIは、オスカーとゴールデングローブ受賞の可能性を占う最初の目安だ」と報じた。アカデミー作品賞など4冠に輝いた奉俊昊(ポン・ジュノ)監督の「パラサイト」も、2019年AFIアワードで特別賞を受賞した。

これに先立って、尹氏はLA批評家協会賞、シカゴ批評家協会賞などで助演女優賞を相次いで受賞した。チョン監督も、ノースカロライナ州映画批評家協会作品賞に続き、サンフランシスコとデンバー批評家協会で脚本賞、外国語映画賞をそれぞれ受賞した。

AFIがミナリのほか10大映画に選定した作品は、「ザ・ファイブ・ブラッズ」「ユダとブラックメシア」「マレイニーのブラックボトム」「Mank/マンク」などだ。


金哉希 jetti@donga.com