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「風の孫」李政厚、「風を割るように打って堂々と金メダル」

「風の孫」李政厚、「風を割るように打って堂々と金メダル」

Posted January. 01, 2021 09:09,   

Updated January. 01, 2021 09:09

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「オリンピック出場は父も成しえなかった家門の光栄ですね。当たり前だけど、目標は金メダルです(笑)」

またオリンピックの年がやってきた。2020年東京オリンピックは、新型コロナウィルスの感染拡大で今年7月に1年延期された。「風の孫」李政厚(イ・ジョンフ=キウム)は、「僕にはヒーローの父(李鍾範LGコーチ)も持てなかったオリンピック金メダルだ。13年ぶりに訪れた機会だけに、必ず出場して日本を相手に2019年のプレミア12大会の敗北も雪辱したい」と話した。

2017年に1次指名でネクセン(今のキウム)に指名され、同年に打率.324、179安打を記録し、2007年にイム・テフン(引退)に次いで10年ぶりに純粋な高卒新人王に輝いた李政厚は、すでにKBOリーグを代表する打者に成長した。通算打率.336の李政厚はプロ入りした2020年に初めて二桁本塁打を記録し、短所と指摘された長打力も補った。ケガさえなければ代表選出は順当とみられている。

李政厚は10歳だった2008年、北京オリンピックで韓国代表チームが全勝で金メダルを獲得する姿を見て野球スターへの夢を育んだ。当時、国内では野球ブームが起こり、李政厚と同じ年代の子供たちがエリート野球選手への道を選択した。

しかし、オリンピックで野球は2008年北京大会以降、2012年ロンドン大会、2016年リオデジャネイロ大会では消えた後、今度再び正式競技に復活した。運命のようにオリンピックに野球が復活したと感じている李政厚は、「選手なら誰でも代表になれるわけではない。オリンピックという大きな舞台で、必ず太極(テグク)マークを着けて好成績を出した」と話した。


金培中 wanted@donga.com