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大リーグ進出の夢叶えたキム・ハソン、サンディエゴの「ゴールド内野」の一角を担うか

大リーグ進出の夢叶えたキム・ハソン、サンディエゴの「ゴールド内野」の一角を担うか

Posted December. 30, 2020 09:01,   

Updated December. 30, 2020 09:01

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キウムのキム・ハソン内野手(25)のメジャーリーグ進出の夢が実現しつつある。

メジャーリーグの公式サイトMLB.comは29日、関係筋の話として「キム・ハソンがサンディエゴ(パドレス)との入団契約に合意した。フィジカルテストが行われている最中なので、まだ球団は正式発表をしていない」と伝えた。28日に米国へ出国したキム・ハソンが最終関門を通過すれば、2002年に大リーグデビューした崔煕渉(チェ・ヒソプ)以来、9人目の韓国人メジャーリーグ野手になる。キウム出身では姜正浩(カン・ジョンホ)と朴炳鎬(パク・ビョンホ)に次いで3人目のメジャーリーガーだ。

まだ正式発表がないので正確な契約内容は分かっていない。ただ、ニューヨークポストのジョエル・シャーマン記者は、ツイッターに「キム・ハソンが4~5年に年俸700~800万ドル(約77~87億ウォン)規模の契約をした」と書いた。総額は2000万ドル後半になる見通しだという。ポスティングシステムを利用して大リーグ進出を打診したキム・ハソンが正式契約が結ばれれば、元所属チームのキウムには譲渡金が入る。

2018年に韓国野球委員会(KBO)とMLBの「韓米選手契約協定」改正案に基づいて、契約総額が2500万ドル以下の場合は20%を、2500~5000万ドルノトキハ2500万ドルの20%に当たる500万ドルに加えて2500万ドル以上の金額の17.5%をキウム側に支払うことになる。大体、キウムには55~65億ウォンが入ることになる。

契約規模は期待以上と言う評価だ。ソン・ジェウMBCスポーツプラス解説委員は、「新型コロナウィルスの感染拡大でメジャーリーグ球団の収入が減り、地元の自由契約選手(FA)の移籍交渉も滞っている。とくに最近、韓国や日本の野手に対する評価が下がっている中で、好条件を勝ち取ったと言える」と説明した。実際、昨年同じポスティングシステムを通じた 筒香嘉智は2年1200万ドルでタンパベイ・レイズに加入した。キム・ハソンの契約には、マイナー拒否権も含まれているという情報もある。

今季にキウムで遊撃手と三塁手に交互に務めてきたキム・ハソンは、サンディエゴでは二塁手を任されそうだ。チームの看板スターであるマニー・マチャド(28)が正三塁手を、チームの未来と評価されているフェルナンド・タティスJr.(21)が正遊撃手として定着しているからだ。今季に二塁手で起用されたジェイク・クロネンワース(26)は外野に起用される可能性が高い。キム・ハソンが内野のユーティリティとして使われる可能性もある。イ・チャンソプMLBコラムニストは、「(メインポジションである)遊撃手だけを考えたというよりは二塁手という大胆な選択をした。適応するためのトレーニングも必要だろうけど、自ら自信があったんだと思う」と見方を語った。


姜泓求 windup@donga.com