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英紙「今年の人物」にドイツ医療企業「バイオエンテック」の創業者夫婦

英紙「今年の人物」にドイツ医療企業「バイオエンテック」の創業者夫婦

Posted December. 18, 2020 08:43,   

Updated December. 18, 2020 08:43


米製薬会社・ファイザーとともに新型コロナウイルスのワクチンを開発したドイツ医療企業・バイオエンテックの創業者夫婦が、英紙フィナンシャルタイムズから「今年の人物」に選ばれた。

16日(現地時間)、同紙はバイオエンテックの共同設立者である夫のウグル・サヒン博士(55)と妻のオズレム・トゥレシ博士(53)を今年の人物に選定し、「2人は新しいウイルスが発見されてから1年もならない時間に、安全で効果的なワクチンが接種できるように貢献した」と選定理由を明らかにした。

この夫婦がファイザーと共同開発した「新型コロナワクチン」は現在、米国、英国、カナダなどで接種が行われている。サヒン博士は、「われわれは非常に緊張している。実験ではなく、実際にワクチンが接種されるというのは違う感じだ」と語った。

トルコからドイツに来た移民家庭出身の夫婦は、それぞれ医学部を卒業後、研究員の身分で会った。2人は結婚式も実験室でガウンを着て行うほど、研究に没頭する性向だという。ワクチン開発後も相変わらず2人は関連業務で忙しく、今月8日、英国で91歳のお年寄りのマーガレット・キーナンさんが世界で初めて新型コロナワクチンの接種を受ける姿も見られなかった。

夫婦はバイオエンテクを設立・運営し、主に抗がん免疫治療の研究に取り組んだ。しかし、「新型コロナ」が広がる様子を目にし、いち早くこの分野の研究に関心を傾けた。世界保健機関(WHO)が、「パンデミック」(世界的大流行)を宣言する前から、ワクチンの開発に着手した。トゥレシ博士は、「彼(夫)は、未来予測と関連して的中率がかなり高い。ただ、最初は(新型コロナの大拡散を予想する彼の主張に)かんしゃくが起きた」と語った。

夫婦は、自分たちの成果に対する社会的関心が科学的側面に当てられることを期待する。サヒン博士は、「私たちの背景ではなく、科学について話してほしい」と語った。ワクチン開発成果から社会が得られるものは何かという質問に、サヒン博士は母校であるケルン大学の教訓であり、ドイツの子供本の作家・エーリッヒケストナーの本の中の一節である「何もしなければ、いいことも起こらない」を引用した。


李世亨 turtle@donga.com