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原田義昭・前環境相、原発汚染水放出発言は「政治家として責任をもって話したこと」 本紙インタビューで確認

原田義昭・前環境相、原発汚染水放出発言は「政治家として責任をもって話したこと」 本紙インタビューで確認

Posted October. 21, 2019 08:46,   

Updated October. 21, 2019 08:46

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原田義昭・前環境省(現自民党議員)が、福島原発の汚染水の海洋放出発言について、「政治家として責任を持って話した」と述べた。日本政府は公式には「決まったことではない」という立場だが、海洋放出に方向を定めたのではないかと論議が起きている。

原田氏は17日、衆議院第2議員会館での東亜(トンア)日報とのインタビューで、「福島原発処理水(多核種除去設備・ALPSで浄化された汚染水)の海洋放出は国務大臣、国会代表として、政治家として責任を持って話したこと」と強調した。原田氏は環境相在職最後の日の先月10日、「処理水の海洋放出」に初めて言及し、菅義偉官房長官は「個人の意見」と線を引いた。しかし原田氏は、「環境相を1年間務め、専門家に会って討論して下した結論」とし、個人の意見ではないことを明確にした。

海洋放出について原田氏は、「原子力規制委員会の更田豊志委員長が『科学的基準で海洋放出は全く問題がない』と何度も話した。最も厳しく規制する機関で『問題がない』と言ったので、これを信じている」と説明した。ただし、「安倍晋三首相と意見を調整したのか」という質問には「していない」と答えた。原田氏は「所管省庁である経済産業省が最終決定を下すだろう。もし海洋放出が決定されるなら、国家が福島県の漁民が受ける被害を補填すると思う」と話した。


東京=パク・ヒョンジュン特派員 lovesong@donga.com