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米民主党がトランプ弾劾に突入、「ウクライナ疑惑を調査」

米民主党がトランプ弾劾に突入、「ウクライナ疑惑を調査」

Posted September. 26, 2019 08:39,   

Updated September. 26, 2019 08:39

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米民主党が24日(現地時間)、トランプ大統領に対する弾劾手続きに入った。トランプ氏が7月、ウクライナのゼレンスキー大統領に民主党の有力な大統領候補であるバイデン前副大統領の息子に対する疑惑を調査するよう圧力をかけたという、外国との共謀問題が疑われる「ウクライナ疑惑」のためだ。

下院で弾劾案が通過しても、共和党53人、民主党45人、無所属2人で構成された上院で3分の2以上が賛成しなければならないため、実際に弾劾案が可決される可能性は低い。しかし、来年11月の大統領選を約1年残した時点で、野党が電撃的に弾劾カードを取り出したことで、米国内の政治は弾劾政局に入り、国際秩序にも影響を及ぼすものとみられる。

ナンシー・ペロシ下院議長は同日、記者会見を行い、「下院が大統領を弾劾すべきかどうか正式に調査を始める」と明らかにした。そして、「大統領の行為は憲法に違反し、国家安全保障に対する裏切りだ」と主張した。米大統領に対する4回目の弾劾調査だ。

民主党は同日、司法委員会を含め下院の6つの委員会に調査を指示した。民主党は26日、議会の公聴会に出席するジョセフ・マグワイア国家情報長官代行にも集中的に質問するという。

トランプ氏はツイッターを通じて、「魔女狩りのごみニュース」と強く反発した。そして、「25日、通話の塗りつぶし箇所のないすべてを公開するよう指示した。完全に適切な通話だったことが分かるだろう」と主張した。トランプ氏は、ウクライナに対する3億9100万ドル(約4670億ウォン)の軍事援助の中止を指示した事実を認めたが、これはバイデン氏の息子の調査に圧力をかけるためではなく、公平性のためだと主張した。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com