
数前回は打ったはずの2メートルのパット。しかし、いつにも増して慎重にパッティングしたスーザン・ペターセン(38=ノルウェー)はボールがカップに沈む瞬間、両手を握りしめては全身で歓呼した。欧州選抜のメンバーたちは一斉にグリーンの上に駆けつけて勝利を祝った。
ベテランのペターセンが優勝を決めるバーディーパットで米国選抜と欧州選抜の対抗戦2019ソルハイムカップを欧州選抜が6年ぶりに奪還した。今大会を最後にゴルフ選手としての人生を締めくくるペターセンは、自身の最後の大会で最後のホール、最後のグリーンで人生最高のパットを成功させた。冷静な勝負師だったペターセンに相応しい終わり方だった。
1990年に創設されたソルハイムカップは、2年に1度米国と欧州で交互に開催される大会で、それぞれ12人ずつが出場し、3日間優勝を争う。今年の大会は16日、スコットランド・フォードシャ―のグレンイーグルズホテルゴルフ場のPGAセンテナリーC(パー72)でシングルマッチプレーで幕を閉じた。
ペターセンがパッティングする直前まで、両チームは13.4対13.5と大接戦を繰り広げていた。マリナ・アレックス(米国)を相手したペターセンが18番(パー5)の最後のバーディーパットを決め、欧州は14.5対13.5で米国を制した。
一時は世界ランキング2位まで上がったペターセンは、韓国選手たちと何度も優勝を争った経験があり、韓国ファンにもお馴染みだ。勝利への強い執念でも有名だ。
ペターセンは米女子ツアー(LPGA)でメジャー戦2勝を含め15度も優勝しているが、そのうち4大会で韓国選手を制して優勝を果たしている。2007年に慶州(キョンジュ)で開かれたLPGAツアー戦で優勝したペターセンは、2014年は朴仁妃(パク・インビ)の結婚式にも出席している。
今大会までに8度もソルハイムカップに出場していたペターセンは、結婚と出産で最近は目立った成績がなかった。世界ランキングは620位まで落ちたが、欧州選抜の団長を務めたカトリーナ・マシュー(スコットランド)の推薦で9度目のソルハイムカップ出場を果たした。そして劇的な勝利をけん引した。ペターセンは、「私のプロ選手人生を、これより素敵な形で終えることはできないだろう。これからは母として生きていく」と語った。
李憲宰 uni@donga.com






